潮崎豪、中嶋勝彦、ワグナー、征矢学が生き残る…NOAH「N-1 VICTORY」Bブロックは大混戦で最終公式戦へ【週刊プロレス】

26日、NOAH仙台大会で「N-1 VICTORY 2023」シリーズ7戦目がおこなわれ、Aブロックの首位争いが潮崎豪、中嶋勝彦、イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr、征矢学の4人に絞られた。

最終公式戦直前のこの日は首位争いに直結する公式戦が組まれていた。まずGHCナショナル王者のワグナーがサクソン・ハックスリーをウラカン・ラナで丸め込んで勝利。4勝2敗で勝ち点を8まで伸ばした。

続いて、3勝2敗同士の潮崎vs征矢はこれぞヘビー級という真っ向勝負の末に30分時間切れ引き分け。これで両者ともに3勝2敗1分となり、勝ち点7となった。潮崎は「負けに等しい。失点だよ。決勝難しくなったよな」と勝ち切れなかったことを悔やんでいたが、一方の征矢は「勝てなかった。でも、負けてない。引き分けでもオレにとってはこの1点は大きい。まだあきらめてないぞ」と前を向いていた。

セミでは中嶋が猛威を振るっていたランス・アノアイを撃破。連敗からの4連勝で勝ち点を8に伸ばして「戻ってきたな。オレのN-1が」と優勝決定戦進出に向けて意気込んだ。

この結果により、Bブロックは中嶋とワグナーとランスが勝ち点8で並び、潮崎と征矢が勝ち点7で追う形。ランスは8・27川崎大会で公式戦がないため、脱落が決まった。8・27川崎大会の潮崎vs中嶋、ワグナーvs征矢という2つの公式戦の結果でBブロック1位が決まることになった。

潮崎vs中嶋、ワグナーvs征矢の勝敗でのBブロック1位は以下の9パターンになる。

<1>○潮崎vs中嶋●、○ワグナーvs征矢●→ワグナー
<2>○潮崎vs中嶋●、●ワグナーvs征矢○→潮崎vs征矢の優勝戦進出者決定戦
<3>○潮崎vs中嶋●、△ワグナーvs征矢△→ワグナー
<4>●潮崎vs中嶋○、○ワグナーvs征矢●→中嶋
<5>●潮崎vs中嶋○、●ワグナーvs征矢○→中嶋
<6>●潮崎vs中嶋○、△ワグナーvs征矢△→中嶋
<7>△潮崎vs中嶋△、○ワグナーvs征矢●→ワグナー
<8>△潮崎vs中嶋△、●ワグナーvs征矢○→征矢
<9>△潮崎vs中嶋△、△ワグナーvs征矢△→中嶋

中嶋は自力突破の可能性を唯一残しており、潮崎戦勝利でBブロック1位が確定。ワグナーは征矢戦で勝っても中嶋が潮崎に勝つと、中嶋に直接対決で敗れているため脱落。潮崎と征矢に関しては自身の公式戦で勝っても他力本願となる。大混戦のBブロックを勝ち上がり、9・3大阪大会の優勝決定戦でAブロック1位のジェイク・リーor拳王と雌雄を決するのは誰になるのか…。