2019年1月から始まった月イチ連載「BBMカード選手権」。月ごとにBBMのベストカードを選定するというコンセプトでしたが、そんな各月のベストカードの中から、ついに至高の1枚を選ぶときがやってきました!
◇BBM CARDS MONTHLY CHAMPIONSHIPとは?◇
この「BBMカード選手権」は今年からスタートした連載。毎月リリースされるBBMカードをミント立川店の高橋高弥店長が月ごとに分析し、独断と偏見で最も素晴らしいカード、つまり「MVC=Most Valuable Card」を認定するコーナーです。
BBMカードの「中の人」のひらめきで始まったこの連載、何とか1年を走り抜けることができましたが、いかがでしたか?
ミント立川店の高橋高弥店長や関係者の皆様にお願いして実現したこの企画、高橋店長のBBMカードへのあふれる愛情を受け止めていく作業は本当に楽しかったです。カードを中心にした「作り手」と「売り手」「買い手」の橋渡しをしたい、という思いで進めてきたのですが、とても多くの気づきをいただくことができました。実際のカード制作の現場にフィードバックしたり、逆に作り手のこだわりや情熱を高橋店長に暑苦しいぐらいに伝えたりと、ハッピーなコミュニケーションを図ることもできました。この場を借りて感謝申し上げます。
さあ、1年の締めにはやはり「勝手に年間表彰」をしたいと思うのです。
高橋店長が毎月、悩みに悩んで選んでくれた各月のMVCから、ベスト・オブ・ベストを決めて発表します。
まずは、過去のMVCと記事発表当時の高橋店長のコメントを振り返りましょう(一部再構成)。
シンプルさと美しさを両立させたデザイン。こういったカードこそが、コレクターが求めている上質な1枚なのです!
まず、カードデザインの美しさに目を見張りました!
50枚限定という出現率も絶妙で、中でも田臥選手の1枚は市場価格で5,000円を超える高値で取り引きされており、コレクターからの評価も高いものとなりました。
日本中を熱狂させた甲子園のスターにとって初のトレカ。素敵な笑顔が印象的で、シンプルなデザインにも好感が持てるルーキーカードです。
今後のプロ野球界を背負って立つ選手。「その選手にとって初めて発行されたトレーディングカード」という意味合いは大きく、数年後には現在のプライスよりもはるかに高額となって取り引きされる可能性を秘めた1枚です。
実際にプロ野球界をリードする存在になってほしいという期待を込めて、選定させていただきました!
おなじみとなった写真2枚使いのデザインですね。青木選手の場合、アップになった笑顔とバッティング写真の配置が絶妙なんです。サイン部分と写真が重なっていても気にならない点も高評価です。重なりを避けるように写真を小さくする場合もありますが、今回のように余白をなるべくなくした方がデザインのレベルは上がる気がします。
このように、写真のセレクト、使い方、全体的なデザイン感、そしてレアリティとすべてにおいて文句なしの1枚です!
キラ加工の施されたカードに“2019 Rookie”の緑文字が箔押しされた、ルーキー限定のパラレルカードです。「昔のパラレルカードって、こういうのだったよね」と、どこか懐かしい気持ちにさせられるだけでなく、純粋にそのカッコよさに目を奪われてしまいました。
ドラフト1位選手には上位レアとなるパープル箔サイン入りの背番号枚数限定版もありますが、個人的には“2019 Rookie”という緑文字だけで勝負をしている50枚限定版が好きです。来年以降も継続封入してほしいパラレルカードですね。
このように、一目惚れに近い感覚すら覚えた素晴らしいカードです!
シンプルでもアイディア次第でこれだけ格好良くなるという好例ではないでしょうか。
昨年のこのアイテムに収録されていた「Royal Purple」に代わる新インサート。プラスチック素材にキラ加工、箔押しと、豪華装飾が施された出色の1枚です。各50枚限定とかなりのレア度。引き当てたらじっくりと眺めて凄みを堪能してください!
豪華仕様が嫌味なく美しく散りばめられ、華やかさでは同じ激レアインサートの「Phantom」をも凌駕します。直筆サインカードやメモラビリアカードが趨勢を極めるレアカードの勢力図に、希望の光を照らしてくれた1枚と言えますね。
完璧な1枚。
実物を初めて目にしたとき、あまりのカッコよさに鳥肌が収まりませんでした!
写真の使い方、文字の配置、光の当て具合、どれも素晴らしく文句のつけようがありません。この直筆サインカードを目的に開封に挑戦してみる価値が十分にあるデザインだと思います。
今季の「DANCING HEROINE」シリーズで人気No.1(立川店調べ)がこの小沼みなさん。表情、ポージングは言わずもがな、裏面のコメントで「♡」を多用している点も愛らしくて良いですね!
待望の復活となったホロパラレル!
「舞」と「華」でキラ加工を変えてきたところ、そして小沼さんがトレカファン、チアファンからの熱い支持を得ているという点を加味して、選出させていただきました!
ただただカッコいいです!
18年の「Real Deal」も球場を背景とした同様のコンセプトカードでしたが、デザイン面で進化を見せてくれた点でも評価をしたいです。3Dカード化、直筆サインを入れたパラレル版が作られたらさらに人気が出てくると思いますので、2020年度版への期待はふくらむばかりです。
スタンドへ打球を放り込まんとする柳田選手の姿と球場の写真をうまく組み合わせただけでなく、見た目の美しさも素晴らしいと思います。特に150枚限定のホロ紙パラレル版は個人的に大好きな色あいです。なかなか開かないことでも有名なヤフオクドームの天井が開いている瞬間の写真というのもポイントが高いと思います!
BBMが1991年にベースボールカードを発売して以来、長らく「日本のスポーツトレカ=プロ野球」という構図が出来上がっていましたが、その常識を覆すかもしれないジャイアントキリングな1枚だと思います。
写真の配置バランス、デザインなどすべてがかっこよく、このカードに出会えたことが奇跡ではないかと思えるほどに素晴らしい1枚。ほかに、姫野和樹、流大、アマナキ・レレィ・マフィもかっこいい!
ずっと眺めていられるくらい、お気に入りの1枚です! 来年の東京オリンピックでは日本柔道界悲願の52kg級金メダルを勝ち取ってもらいたいですね!
シンプルだからこそ、十二分に魅力が伝わってくる1枚だと思いませんか? 凛とした表情のチョイスが素晴らしく、ポスターサイズにして貼り出したいくらいです!
他にも伊藤美誠の「Exciting Star」や、中村輪夢のレギュラー、小林尊のレギュラーなど素晴らしいカードが多く、1枚に絞り込むのが大変でした!
真剣な表情、コスプレ姿、始球式にまつわるエピソード、直筆サイン。どれも素晴らしく、完璧な1枚ですね。店頭でFUSIONを購入されるお客様の中でもえなこ人気が急上昇中です!
世界的なコスプレイヤーですから、かわいらしいドアラのコスプレ姿がとてつもなく似合っていますね。
そして何よりナゴヤドームでの始球式にかける想いが素晴らしい! 裏面に書かれていますが、他球団からも始球式のオファーがあったにも関わらず、地元球団である中日からのオファーを信じて待ち続けたとのこと。ファンの鑑のようなエピソードに思わず胸を熱くしました!
黒を基調とし、金箔を贅沢にデザインした高級感あふれる1枚。ホームランを放った際の写真を用いているのでしょうか、バットを振り切った後ろ姿が良いですね。背番号とネームがバッチリ映っている点も高評価の一因となりました。
過去のBBMカードで何度かチャレンジされてきた和紙カードの中でも、特に今回のMIYABIは最高レベルのクオリティではないでしょうか。後世に語り継ぐべき名カードだと思います!
Ladies and Gentlemen, Boys and Girls!
それでは、発表します!
BBMカード選手権2019、
ミント立川店・高橋高弥店長が選ぶ年間最優秀カード
「MVC of MVC」は…
2019年9月発行の
BBM日本ラグビーカード2019 BRAVE BLOSSOMS
スペシャル直筆サインカード リーチ・マイケル !!!
デザインの素晴らしさ。それが第一の理由です。
しかし、それだけではありません。この商品が発売されたタイミングでは、まだラグビーワールドカップが開幕していませんでした。だから、このカードへの注目度も最初は高くはありませんでした。
しかし、その後のラグビー日本代表の活躍、ワールドカップの素晴らしさ、そしてこのカードの盛り上がりがどれだけすごかったかは、皆さんご存知の通りです。このカードはまさに、メーカーとショップとユーザーが「ONE TEAM」となった物語の証なのです!
1年間、ご愛読いただき、ありがとうございました。このようなコラムを連載するのはなかなかない機会で、とても勉強になりました。私自身のスキルアップになったと思います。これからもまたよろしくお願いします! (2019年12月 ミント立川店 高橋高弥)
それでは、また2020年もお会いいたしましょう! 良いお年を!(中の人)
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