WWEの日本放送開始に向けてトリプルH「ABEMAが私たちの新しい日本の家になる。準備はいいか？」【週刊プロレス】

29日午後9時より、インターネットTV「ABEMA」格闘2チャンネルにて「緊急生特番! WWEが丸ごとABEMA にやって来る!」が放送された。

番組にはABEMAプロレスアンバサダー＆WWE殿堂入りホーム・オブ・フェーマーのグレート・ムタの代理人である武藤敬司さんも登場。前日に10月からWWEのRAW＆SMACKDOWNをABEMAで無料放送されることが電撃発表され、ABEMA格闘チャンネル公式Xが投稿したポストは165万回以上閲覧されるなど大きな話題に。「無料放送」「日本語実況」「武藤敬司」などがトレンド入りした。

番組にはなんとWWEの最高コンテンツ責任者のトリプルH（ポール・レヴェック）からの特別メッセージが到着。トリプルHは「ABEMAが私たちの新しい日本の家になる。私が日本に行った時のファンの盛り上がりはとてつもないものだった。ABEMAが多くの人にWWEを届けてくれることに感謝してます。最後に一つ言わせてくれ。日本、準備はいいか？」などとWWEのABEMA日本放送に対する本気度を語った。

日本語実況付きでRAWとSMACKDOWNが無料で放送されるのは史上初。日本語実況を務めるのは“SMACKDOWNナンバーワンアナウンサー”FUNAKIとシュン・ヤマグチさんの黄金コンビであることも明かされた。

番組中盤にはスペシャルゲストとして、PLE「ファストレーン」10・7インディアナポリス大会でセス・ロリンズの世界ヘビー級王座に挑戦する中邑真輔もリモートで登場。武藤さんとの一問一答は以下の通り。

武藤「今どこ？」

中邑「フロリダの自宅です。朝の8時30分ぐらいです」

武藤「WWEの試合がABEMAで中継されることになって周りの反応は？」

中邑「日本の経験のある選手はまた日本で興行ができると興奮してます。日本が好きな選手はけっこう多いですから」

武藤「次の世界ヘビー級選手権はABEMAで中継されるよ。がんばってよ」

中邑「大丈夫ですか、ABEMA」

武藤「その試合に今後のABEMAが懸かってるんだよ」

中邑「いやぁ、プレッシャー…。がんばらなきゃなって思ってます」

武藤「この前は素顔で行ったから毒霧も何も手助けできなかった。今後は手伝いにいこうか？」

中邑「よろしくお願いします」

武藤「WWEを見たことないファンにどんなところを見てほしい？」

中邑「日本とは比べ物にならない規模の大きさですね。ちょっとコロナ明けで本調子じゃないけど、世界中でツアー回って興行してますので。アメリカだけじゃなくて、ヨーロッパ、中南米、アジア、いろんなところに行ってます」

武藤「メチャクチャ、マイレージ貯まるね」

中邑「航空会社はだいたいステータスが一番上です」

武藤「日本公演はあった方がいい？」

中邑「やっぱりWWEの選手も日本だと気合が入ります」

続いて、イヨ・スカイ、ロリンズ、AJスタイルズ、コーディ・ローデス、ベッキー・リンチ、レイ・ミステリオ、カール・アンダーソン、フィン・ベイラー、ASUKAといった日本に縁のあるスーパースターたちがVTRでコメント。記念すべき第1回のABEMAのWWE中継は10月3日（火）午後8時より。アメリカ発の世界最高峰のスポーツエンターテインメントが日本で本格的に楽しめる日が近づいてきた！