12月28日土曜日、東京都多摩市にある「いろは坂」にて、東京2020応援プログラム「いろは坂清掃」が行われた。いろは坂は、ジブリ映画「耳をすませば」で知られる坂道であり、地元のサイクリストに人気の練習コース。この日は50名あまりのサイクリストが、近隣の方々への感謝の気持ちを込めて、ボランティア清掃を行った。
写真上=東京2020応援プログラム「いろは坂清掃」に参加したサイクリストの皆さん
撮影/ベースボール・マガジン社
いろは坂はその名のとおり、つづら折れの坂道。距離約700メートル、平均勾配約8%と、都内ローディーにとって登坂練習やインターバル練習の最適なコースとなっている。
いろは練を最初にはじめたのは、自転車ロードレース国内最高峰、Jプロツアーに参戦する自転車チーム「フィッツ」の野口悠真選手。そこにプロ選手も輩出している自転車チーム「FORCE」の選手がいろは練に加わり、さらにいろは坂の上にある桜ヶ丘の住人だった中山沢さんもこの練習に参加するようになった。
「いろは坂清掃」は、中山沢さん(年末いろは坂清掃代表、チームの垣根を越えて練習する会代表、大島じてんしゃ協会多摩支部長)が、5年前に1人ではじめた取り組みだ。
3年前からは、自転車チーム「FORCE」のメンバーとその仲間たちも清掃活動に参加して一緒に行うようになった。地域の方々に自転車競技への理解を深めるとともに、サイクリストのマナーアップを図る機会となる、年末恒例の活動として定着しつつある。
東京オリンピック・パラリンピックを翌年に控えた今年は、FORCEのチーム取りまとめを行っている守分雄治さんが、東京2020応援プログラムとして申請し認証を受け、東京オリンピック競技大会の、とくに多摩市内がコースの一部となっている自転車競技ロードレースに対する、地元の気運醸成を担う活動としても行われることになった。
朝8時半にいろは坂途中にあるいろは坂桜公園に、自転車ジャージを着用した老若男女のローディー約50名が集合。フィッツやFORCEのメンバーだけでなく、この活動を知った各地のサイクリストたち、そして一般社団法人グッド・チャリズム宣言プロジェクトのメンバーの方々も、取り組みに賛同して参加。
いつも練習で乗っているロードバイクは、このときばかりは公園に留め置き、グローブは軍手に替え、竹ぼうきやスコップを手に持って、道路、歩道、階段の掃き掃除、階段脇の側溝の掘り出し、歩道の草むしりなどに精を出す。たまった落ち葉をかき集めること約2時間ほどで、40リットル用ゴミ袋約100袋分もの落ち葉があつまった。
清掃活動後には、いろは坂の上に店を構える居酒屋「和桜」が提供するもつ煮が振る舞われ、心も体も温まったところで解散となった。近年、自転車に乗る人の交通マナーが問題となっているが、昨年、「いろは坂を登り降りしている自転車が迷惑だ!」という声が地元町内会からあがったときに、「あの人たちはいろは坂を掃除している方々なので、決して危ない人たちではない!」と言ってくれたのが「和桜」の店主である。以後、警察への通報は減り、住民でもある中山沢さんを介して、地域の方とのコミュニケーションが円滑になったという。
守分雄治さんは、今回の東京2020応援プログラム「いろは坂清掃」の活動について、「スポーツはルールに従って行いますが、自転車ではそれ以前に交通ルールを遵守しなければなりません。公道を利用してトレーニングを行う我々サイクリストは、公道を共有している自動車、一般の自転車、歩行者の方々の目にさらされています。我々が行っている清掃活動が、サイクリストに対しては交通ルールを守る意識を高めるきっかけになり、また、一般の方々に対しては社会貢献をすることによって自転車競技により興味を持ってもらい、若い人たちの自転車環境をよりよいものにしていければと思っています。そして、ゆくゆくは、いろは坂からサイクリストが地元練習場所と共存していくモデルケースを全国に発信していければと思っています」と語った。
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