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2018-07-04

脳貧血(立ちくらみ)には、ふくらはぎと太ももを動かそう!

脳貧血は、一時的に脳の血流量が減って起こる

脳貧血は、脳の血液量が減ることによって起こります。
症状は、めまい・耳鳴りなど。
ひどい場合には失神したり、体を保つことができず転倒したりすることもあります。

※長時間の座りっぱなしから立ち上るときが危険。
写真:pixta

を脳貧血を起こす原因はいくつかありますが、その1つは起立性低血圧です。
急に立ち上がったときに、一時的に血圧が下がり、脳への血液供給が少なくなった状態が起立性低血圧です。
起こりがちなのは、座った状態から立ち上がったとき、寝ている状態から急に起き上がったとき。
椅子に座りっぱなしになると、重力で脚に血液が滞りがちになり、脳に血液が十分に行き届かなくなり、一時的に脳内の酸素が不足して、めまい(立ちくらみ)が起こるのです。
加齢も原因の1つであり、血圧は自律神経によって調整されているので、加齢により自律神経の機能が鈍ってくると、脳貧血が起こりやすくなります。

血液を上に押し上げてから立ち上がる

脚の筋肉を動かすと、脚に滞っていた血液を上に押し上げることができます。
立ちくらみを起こしやすい人は、急に立ち上がるのではなく、かかとの上げ下げなど、ふくらはぎや太ももの筋肉を動かしてから、ゆっくり立ち上がりましょう。
発売中の『健康一番 けんいち』15号では「めまい」を大特集しています。
本誌にご登場いただいた「めまいの名医」のお一人、山中敏彰ドクターに、難治性めまいのリハビリテーションのほか、立ちくらみを防ぐ運動も、本誌内でご紹介いただいています(下の写真)。
立ちくらみを起こしやしやすい人は、立ち上がる前に下記の運動を行って防ぎましょう。
日常生活でもそれぞれ5回ずつ、1日2回を目安に行うとよいでしょう。

立ちくらみを予防する脚の運動  写真:BBM

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