※激戦が相次いだ100kg級を制し、見事に頂点に立ったウルフ アロン選手
写真◎近代柔道
11月25日、丸善インテックアリーナ大阪でグランドスラム大阪大会3日目(最終日)が行われ、男子90kg級は向翔一郎が制し、100kgではウルフ アロンが復活を印象づける栄冠に輝いた。また、女子78kg級は佐藤瑠香が金メダル。78kg超級では素根輝が銀メダルを手にした。
優勝 向 翔一郎(日本)
2位 N.ファンテンド(オランダ)
3位 村尾三四郎(日本)
〃 E.トリップル(ドイツ)
ベイカー茉秋/3回戦敗退
田嶋 剛希/2回戦敗退
向 翔一郎(日本)コメント
「久しぶりに個人戦の優勝でうれしかったです。講道館杯で負けて自信を失いかけたけど、これから何をしていかないといけないかなど金野先生からアドバイスをいただき、今日は冷静に戦えました。この優勝は自信につながると思います」
※90kg級表彰
写真◎近代柔道
優勝 ウルフ アロン(日本)
2位 S.エルナハス(カナダ)
3位 飯田健太郎(日本)
〃 J.フォンセカ(ポルトガル)
羽賀龍之介/3回戦敗退
熊代 佑輔/2回戦敗退
ウルフ アロン(日本)コメント
「あまり調子は良くなかったのですが、そういうときでも勝てるのが一流だと思います。世界選手権で負けてから、一日一日を大事にしてそれが結果につながったと思います。今後の課題は、筋肉量のアップと、大内刈りと内股だけでは勝てないので、担ぎ技など技の幅を広げていきたいと思います」
※100kg級表彰
写真◎近代柔道
優勝 H.グロル(オランダ)
2位 L.クラパレク(チェコ)
3位 影浦 心(日本)
〃 T.バシャエフ(ロシア)
王子谷剛志/7位
原沢 久喜/2回戦敗退
小川 雄勢/2回戦敗退
影浦 心(日本)コメント
「悔しいの一言です。対外国人と戦うときに、自分は背が低い分、組み手でカバーしたけど、弱点を攻められた。パワーは少し劣るけど、スピードは自分の方があったと思います。オリンピックまでもう時間がないので、一つひとつの大会を大事に戦い、少しの差でも勝てるように努力していきたいです」
※100kg超級表彰
写真◎近代柔道
優勝 佐藤 瑠香(日本)
2位 梅木 真美(日本)
3位 K.アントマーチ(キューバ)
〃 濵田 尚里(日本)
髙山 莉加(日本)/2回戦敗退
佐藤 瑠香(日本)コメント
「梅木選手も強いので、精いっぱい戦いました。ここ7、8年、自分の柔道の精度を上げて結果を出すことを追求してきた。出る大会で勝たないと次はないので、今日はホッとした気持ちです」
※78kg級表彰
写真◎近代柔道
優勝 I.オルティス(キューバ)
2位 素根 輝(日本)
3位 稲森 奈見(日本)
〃 朝比奈沙羅(日本)
秋場 麻優/1回戦敗退
素根 輝(日本)コメント
「準決勝で朝比奈選手に勝てたのは良かったけど、決勝は何もできず悔しい。組むまでが遅いなと思いました。ただ、担ぎ技をしっかりやってきて、今日の試合で出せたのは良かった。東京五輪での金メダルを目指して、またしっかり練習していきます」
※78kg超級表彰
写真◎近代柔道