※写真上=昨年の78kg級表彰式
写真◎近代柔道
世界チャンピオンの新井千鶴(三井住友海上)、同3位の大野陽子(コマツ)、アジア女王の新添左季(山梨学院大4年)がエントリーせず、優勝争いは中堅と若手がメインになる。前年5位の前田奈恵子(JR東日本)や、前年2位で今春の選抜体重別3位の田中志歩(環太平洋大2年)らが有力といえるだろう。
この3選手を脅かすのは、学生チャンピオンとして復活した嶺井美穂(桐蔭横浜大3年)。そして、実業個人優勝の西願寺里保(コマツ)。また、実業個人2位のヌンイラ華蓮(了德寺学園職)は14年世界選手権2位の実績を誇り、捲土重来を期す。さらには、進化が加速している朝飛七海(桐蔭横浜大1年)は昨年3位の実績を礎に優勝争いを目指す。
この階級の焦点は15年世界チャンピオンの梅木真美(ALSOK)が、再び日本の第一人者になる柔道ができるかどうかだろう。本調子の梅木なら、それは十二分に可能。今年の実業個人では決勝に進んだものの、選抜で負けた髙山莉加(三井住友海上)に再度敗れている。大いなる奮起を期待したい。
現状でいえば優勝候補筆頭は髙山で、追うのが梅木と全日本学生2連覇の泉真生(山梨学院大4年)。そして若手に目を移すと、全日本ジュニアを制した和田梨乃子(三井住友海上)や、鈴木伊織(環太平洋大3年)も優勝争いの一角といえるだろう。
寝技のうまい井上あかり(環太平洋大4年)が連覇を狙う。昨年の決勝では素根輝(南筑高3年)に勝って優勝した。新旧交代の時期にも来ている78kg超級。ただし、ベテランの山部佳苗(ミキハウス)と田知本愛(ALSOK)の実力と経験は侮れず、両者にも十分にチャンスはある。
この他には稲森奈見(三井住友海上)、山本沙羅(福井県スポーツ協会)が有力。また、若手で注目されるのは全日本ジュニア覇者の児玉ひかる(敬愛クラブ)と、皇后盃2位の冨田若春(コマツ)。ともに今、力を伸ばしつつある有望株。さらには秋場麻優(環太平洋大3年)も、全日本学生戴冠の余勢を駆って頂点を見据える。
◇期日
11月3日(土・祝)、4日(日)
※両日とも9時開会、17時閉会予定
◇会場
千葉ポートアリーナ(千葉県千葉市中央区問屋町1-20/TEL 043-241-0006)
※最寄駅=JR千葉駅、JR千葉みなと駅、京成電鉄千葉中央駅、千葉都市モノレール市役所前駅
◇日程
3日/男子60kg級・66kg級・73kg級・81kg級、女子70kg級・78kg級・78kg超級
4日/男子90kg級・100kg級・100kg超級、女子48kg級・52kg級・57kg級・63kg級
◇チケット情報
指定席2,000円、一般(自由席)1,000円、高校生以下(自由席)500円 ※未就学児無料
【前売販売(イープラス)】
10月9日(火)10時より販売中
【前売販売(全柔連事務局)】
10月9日(火)より11月2日(金)まで、一般と高校生以下のみ代金引き換えで販売(平日10~12時・13~17時)
【当日販売】
両日とも7時45分から大会会場入場券販売場所にて
◇テレビ放映(予定)
3日/NHK BS1 16時~
4日/NHK BS1 15時~
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