※男子100kg超級の王子谷剛志(右)。影浦心(左)は今大会、団体戦で貴重な戦力となる
Photo/近代柔道
17年の世界代表。以降はGS東京、GSデュッセルドルフ、選抜体重別、全日本と優勝なし。世界代表は全日本で優勝したライバル・原沢久喜と、GS東京、選抜体重別を制した小川雄勢(明治大4年)に譲った。受けは抜群だが、ケンカ組み手の相手に対して慎重な柔道が目立つ。国際大会では先に「指導」を取られることが多く、それが今後の課題か。
大外刈りに一発を持ち、超級には珍しく担ぎ技もでき、足技、寝技もうまい。アジアでぶっちぎりに勝って2年後への復活の第一歩にしたい。
選抜と全日本女子で連勝した素根だが、過去の実績で上回る朝比奈紗羅(パーク24)が世界選手権へのキップを手にした。皇后盃覇者が世界代表になれないのは非常に残念だが、素根にとってアジア競技大会は大きなチャンス。ここで勝てば東京五輪への展望が開け、朝比奈とのマッチレースも、ますます熱気を帯びるはずだ。
左組みからの大内刈りや体落としが得意で、釣り手を操作して有利な組み手を作るのもうまい。最近は体重が増えてパワーがつき、スタミナ面でも誰にも負けない領域に達してきた。また、生粋の負けず嫌いの性格も勝負師向きだ。
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