
10月18日、都内のイタリア大使館にて、イタリアの名門サッカークラブACミランと株式会社Calcio Sportは、AC MILANオフィシャルファンクラブ「ACMILAN OFFICIALFANCLUB GIAPPONE」開設及び、ACミランのオフィシャルサッカースクール「ACMILAN ACADEMY Tokyo 東京スタジアム校」開校を発表した。
現役時代はウディネーゼ、ラツィオ、ボローニャなどで活躍し、現在はACミランアカデミー東京テクニカルディレクター、またオフィシャルファンクラブの会長を務めるマヌエル・ベッレーリ氏はアカデミーの魅力を語った。
「ACミランアカデミーのフィロソフィーは基本的に子供たち自身で考えてプレーすること。コーチが1から10を教えるのではなく、プレーヤーが次のプレーを考えるようなカリキュラムを用意している。もう一つの特徴は、1人のコーチで5、6人など少ない人数で見ていること。バレージさんも偉大な個性をもってプレーしてきたが、我々もできるだけ小さいころから個性を育てることを重要視している。また、練習は毎週メニューを変え、選手が飽きないような工夫もされている。我々は11月からはフルコートで再始動する。ドローンで映像を撮影して子供たちと一緒に分析するテクノロジーも導入予定だ」

現役時代は中田英寿、中村俊輔との対戦経験もあるマヌエル・ベッレーリ氏
2013年6月に国立競技場で開催された「日本・イタリアOB戦 Jリーグ レジェンド プレーヤーズ対グロリエ アッズーレ」の試合以来の来日となったフランコ・バレージ氏は「久しぶりに日本に来て、90年に来日したころの思い出がよみがえってくる。ミランにとって東京のアカデミーは大切なもので、子供たちの成長のためにスポーツは重要なこと。アカデミーをしっかりサポートしていきたい」と挨拶した。
トップレベルの選手になるために重要なことを問われたバレージ氏は、少し考えながら答えた。
「簡単には答えられない。子供の成長には様々なことが関係するからだ。まず、選手になる前に大人になることが重要である。コーチ、子供の両親など周りの大人も大事な役割を担う。現在は昔に比べるとスポーツ以外にいろんな選択肢があるため、サッカーに集中するのは難しい。昔より現代の方がコーチや親の役割はより大事になっている」
現在の日本サッカー、ボローニャで活躍する富安健洋についてはそれほど多くの情報を持っていないようだった。
「正直、日本のサッカーはそれほど見ていないが、ワールドカップの常連となり、国内クラブのレベルも上がっていると思う。富安は何度か見たことがある興味深い選手だ。セリエAは厳しいリーグなので、これから慣れる時間も必要だろう。しかし、彼のよさを挙げられるほどは見ていない。もう少し様子を見てからコメントしたい」
176㎝と比較的小柄な体ながらセリエAで20年もプレーを続けられた秘訣を問われると「他国のリーグに比べると、戦術、フィジカル、集中力が重要になる。プレッシャーも大きいのでメンタル面でも強くなければならない」と語った。続いて現役時代最も手ごわかった選手を挙げてもらった。
「たくさんの素晴らしい選手と対戦してきた。強いて一人だけ挙げるならディエゴ・マラドーナ。ナポリとの対戦はいつも大変だった。彼は2対1でも止めるのが難しく、カレッカ、ブルーノ・ジョルダーノなど前線の優秀な選手を使うのもうまかったので、彼だけを抑えてもナポリは止められなかった」
現役時代は世界最強リーグと呼ばれたセリエAがこの10年は少し低迷中だ。だが、近年は明るい兆しも見られるという。
「確かに90年代、2000年代に比べるとセリアAの魅力は落ちているかもしれない。イタリアのクラブは他国に比べて経済的余裕がないのも理由の一つだ。イングランド、スペインに加えてドイツもイタリアよりも経済がよく、それに従って優秀な選手はこの3ヶ国に流れている。だが、最近はイタリアのクラブが徐々に持ち直しており、トップレベルの選手も再び加入している」
リーグ8連覇中のユベントスの1強時代については冷静に分析しつつ、ミランの復活に自信を覗かせる。
「ユベントスが連覇しているのは、戦力を維持し、経済的にも恵まれているからだ。アニェッリ家のサポートのおかげで、(2011年に完成した)ユベントス・スタジアムもクラブのもの。ミラン、インテルの失敗もあった。その中でユベントスはチャンスをつかんだ。今後はミランがチャンスを逃さないようにしたい。再びトップ争いができると思う」
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