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2024-04-28

【マリーゴールド旗揚げ記念対談vol.2】ジュリアvsMIRAI~後編~ジュリア断言「団体の未来はMIRAIにかかってる!」【週刊プロレス】

トークバトルで激突したジュリア(写真右)とMIRAI

話題の女子プロレス新団体「マリーゴールド」旗揚げ記念として団体のエース、ジュリアがホスト役となり、所属選手とトークバトルをおこなう特別企画の後編。団体期待の24歳、MIRAIはなぜスターダムを辞め、マリーゴールド移籍を決めたのか。団体の未来はMIRAIにかかっている――ジュリアがこうまで語る期待のレスラーとのスペシャル対談の後半、お届けします!
マリーゴールドのロゴを掲げるMIRAI
――2人の接点は、MIRAI選手がドンナ・デル・モンドに加入した2022年からですか?

ジュリア「そうそう」

MIRAI「(当時のジュリアは)厳しい部分もあるけど、優しかったです」

ジュリア「聞きました? 優しいんです、わたし(ニヤリ)」

MIRAI「優しくしてくれるけど、ここからは踏み込ませないみたいな人もいるじゃないですか」

――壁があると言いますか。

MIRAI「でも(ジュリアは)すごく親身になってくれて、コスチュームとか髪型とか考えてくださって」

ジュリア「そりゃ自分のユニットのメンバーになるわけだからね。でも話をしてみると、MIRAIは自分の考えとか思いがしっかりあるタイプなんだってわかった。…意外と頑固だよね?」

MIRAI「そうですね。ここはこう!っていう100の部分は誰に何を言われようと100なんですけど、ゼロの部分は…」

ジュリア「どうでもいいんでしょ?(笑)私もそうだよ。でも自分が無くてブレブレの奴っている。何を考えてるかわからなかったり、アッチにはこう言ってコッチには違うこと言ったりって奴もいるからね」

MIRAI「それイヤなタイプです」

ジュリア「それが良い!って人はなかなかいないよな。MIRAIは、芯が通ってる真っ直ぐな子だから、私は付き合いやすいなって思った」

――最初に会った時からその印象は変わってない?

ジュリア「変わってないね。もうちょっと変われよって思うぐらい変わってないね(笑)。それがMIRAIの良さでもある。」

MIRAI「はい!(と言って突然手を挙げる」

ジュリア「え、なに?」

MIRAI「えへへ。ジュリアさんのおかげでコーナーから飛べるようになったんです」

――急に!

MIRAI「自分、東女の時からコーナー技がなくて」

ジュリア「あ、めっちゃ技の練習したね!」

――それを急に思い出したんですね(笑)。

MIRAI「はい(笑)。コーナーからの技だけじゃなくて、持ち技自体少なかったんです。それでいろいろ考えてくれて、練習にも付き合ってくれて。コーナーから飛べるようになったんです」

ジュリア「リバース・セントーンとか。最初、ミサイルキックもできないって言ってて。こんなに身体能力高いのに、嘘だろって」

MIRAI「めっちゃ怖くて、コーナーにも上れなくて」
ジュリア「思い出した。確かにめっちゃ一緒に練習したね」

――それは挙手しますね(笑)。

MIRAI「いろいろ振り返ってたら、あ、そうだ!って(笑)」

ジュリア「もともと柔道もやってるし、身体能力も高い。この子だったら絶対できるだろうなと思って、技とか動きを教えた。というか、やらせた(笑)。自分ができないものも、こんなのどう?って」
トークバトルは1時間に及んだ
――マリーゴールドは週2~3回のペースで合同練習をやっています。旗揚げに向けて、新しい技を考えたりするんですか?

MIRAI「東京女子にいた時はまわりが細くて小さかったから、自分はパワーを武器にして。その流れでスターダムでもどちらかと言えばパワーでやってきたんですけど、パワーだけじゃない何かもあったほうが絶対にいいなと思って。関節技もあるんですけど、何か欲しいなとは思います」

ジュリア「パワーだけでいったらホントにデカいヤツいるからね」

――大怪獣ボジラとか外国人選手の参戦が決まっています。

ジュリア「180cm、90kg越えみたいだな」

――原点回帰で“舞う技”とかは?

MIRAI「いやぁ(苦笑)。舞わないですね。ハイフライフローみたいな技はやるんですけどね。大事なときに使う感じで」

ジュリア「あれもMIRAIがやるとほかの選手のプランチャとは違う感じがするんだよ。どっしりしてて、威力がある感じ」

MIRAI「イメージは棚橋さんです(笑)。でも、ポンポン新しい技を出すみたいな感じはあまり好きじゃないので。やるとしたら昭和っぽいのが好きです。序盤のレスリングとかで小技を使ったり、前にカンガルーキックを使ったことがあるんですけど、そういうのとか」

ジュリア「やってる人、みないもんね」

――ロッシー小川代表も「昭和の逆襲」をテーマに掲げてました。

MIRAI「言ってましたね。そういうところは動画を見たりして、いいものは取り入れていけたらなって」

ジュリア「マリーゴールドで闘いたい人とかいる? 他団体もふくめて」

MIRAI「誰だろう…あ、山下りなさんと闘ってみたいですね」

ジュリア「なんで?」

MIRAI「かっこいいなって。挨拶ぐらいはしたことあるんですけど、(接点は)そのぐらいなので」

――山下さんと言えばジュリアさんにとってもあこがれの存在でした。

ジュリア「私もデビュー前はけっこうなファンでして、山下りなの。デビューしてから何度か対戦させてもらったけど、山下りなvs MIRAIとの試合も見たいし、詩美との試合も見てみたいんだよなあ」

MIRAI「彩羽匠さんとかもかっこいいと思いますし」

――NOAH5・4両国で闘うじゃないですか。

MIRAI「はい」

――やりたいことがさっそく叶うと。それだけでも、マリーゴールド合流という決断を下した意味がありましたね?

MIRAI「あったと思います」

ジュリア「いろんな可能性が広がりますよね」
アクトレス勢も加えたマリーゴールド集合写真
――今更なんですけど、なぜスターダムを辞めて、マリーゴールド旗揚げに参加したいんですか?

MIRAI「一番は小川さんのもとでという気持ちです。去年の年末だったかな、自分から小川さんの話を聞きに行った時、『スターダムのどこかが嫌なの?』って聞かれたんです」

――すごい質問ですね…!

MIRAI「スタッフさんの連携が取れてないとかはあったけど、ここが嫌で辞めるっていう決め手はなかったので、自分は。だから『う~ん、何が嫌っていうわけじゃ…』みたいな感じでいたら『それでいいんだよ』って。小川さんも嫌いだから潰してやろうとか考えて抜けるわけじゃなくて、やりたいことがあって、その為に抜けるだけだからって」

ジュリア「噂によると、MIRAIはすぐに決めたって聞いたけど?」

MIRAI「(小川代表による新団体設立の)噂は聞いてて、その間いろいろ考えはしたんですけど、自分は小川さんのもとでっていう気持ちが強かったので。桜井さんと一緒に小川さんと話をする機会があって、そこで」

ジュリア「残る選択肢はなかったの?」

MIRAI「なかったですかね」

ジュリア「すごいなぁ」

MIRAI「最初(の噂の時点で)は半信半疑だったんですけど、それでも考える時間にはなったので」

――もしかしたら待遇はスターダムのほうがよかった気がするんです。

MIRAI「お金はあるに越したことはないんですけど、お金だけ求めてやってるわけではないので」

ジュリア「お金はもちろんもの凄く大事だけどね。小川さんも老後資金を使って、マリーゴールドをやるって言ってて。それを使い果たすんじゃなくて『増やすんだよ、ここから老後資金を』って言ってた。」

MIRAI「おー」

――新NISAよりもマリーゴールド!

ジュリア「お金は稼がないとね!MIRAIは普段何にお金を使ってるの?」

MIRAI「物欲がないんですよね。ブランドはお貴婦人様に教えてもらってます(笑)。一緒に韓国に行ったんですけど、空港にお店が並んでるじゃないですか」

ジュリア「免税店ね」

MIRAI「読み方がわからな過ぎてクイズやってました(笑)」

ジュリア「何が読めなかったの?」

MIRAI「えーと、なんだろう。(しばらく沈黙して)…マークが特徴的でした」

ジュリア「そのヒントじゃ絶対わかんねえ(苦笑)。物欲ないからクイズで遊んでたと」

MIRAI「でも夢を売る職業なので、お金使うとかそういうのもちゃんとしなきゃなって思っていて。だから、この話を使うかどうかは…」

ジュリア「ジュリ番、最後の言い訳までちゃんと書いといて(笑)」

MIRAI「(苦笑)」

――いまほしいものとかないんですか?

MIRAI「棚です。家に荷物があふれてるので」

ジュリア「リアルに必要な物か…!(苦笑)」

MIRAI「プロレスグッズが多くて、プロレス棚はあるんですけど、その隣に置く用の棚が欲しいなって」

ジュリア「プロレスグッズ以外が床に置いてあるってこと?…趣味は?」

MIRAI「ずっとプロレスだったんですけど、最近できまして」

ジュリア「なに、なに?」

MIRAI「ダーツにはまっていて」

ジュリア「えー、意外。できるの?」

MIRAI「まあまあ。マイダーツも一応青いヤツを持ってます」

――週プロ選手名鑑の趣味の欄も来年はダーツですね!

MIRAI「あ、もう今年からダーツにしていて」

ジュリア「ジュリ番よ、ちゃんと下調べしてきてくれるかな?」

――す、すいません…!

MIRAI「あと銭湯巡り」

ジュリア「お風呂ね。私も好きだから巡業中に銭湯とか健康ランドにいくと、よく見かける」

MIRAI「はい(笑)」

ジュリア「裸の付き合いは意外と長いんです。MIRAIがDDM抜けたあとも銭湯に行くと、会うことがあるから」

MIRAI「(銭湯で会うと)あ、あって(笑)」

――やや気まずいと(笑)。

ジュリア「裸だからね(笑)」

――お風呂上りに一緒に飲んだりは…?

ジュリア「コーヒー牛乳でね」

MIRAI「はい!」

ジュリア「連戦中はあんまりお酒飲まないようにしてるから。でもね、風呂上がりのコーヒー牛乳はうまいんだよ」

――マリーゴールドも地方遠征が決まってます。そういう機会は今後もありそうですね!

ジュリア「大阪、京都、名古屋、浜松、仙台。いろいろ決まってるから。桜井も好きだからね。一緒に行くか?」

MIRAI「行きましょう!」

ジュリア「弓月が合宿を企画するって言ってたから、その時みんなで風呂入って、サウナ入って、コーヒー牛乳飲んで、枕投げしよう」

MIRAI「自分、枕投げ強いです!」

――枕投げが強い…!

ジュリア「枕投げにルールってあるの?」

MIRAI「…あんまりわからないです」

ジュリア「わからないんかい!わからないのに強いって言ったんかい!」

MIRAI「でもドッヂボールやってて市の大会で3位になったので…。あ、私、泳ぎたいです」

――まだ海開きしてない気がしますが…。

ジュリア「よし、採用。プールがあったらみんなで泳ごう!」

MIRAI「はい!」

――合宿でやるべきことがドンドン増えていきますね(笑)。

ジュリア「やりたいことが叶うのがマリーゴールドだから。まだ旗揚げしてないけど(笑)」

MIRAI「(旗揚げまで)あと1カ月!」

――今回の対談でジュリアさんからアツいエールが送られましたが?

MIRAI「はい。がんばっていかなきゃなってあらためて思いました」

ジュリア「スターダムの時って人がたくさんいるし、ユニットリーダーとか、とりあえず誰か動く人に任せておけば意外とどうにでもなっちゃう部分があったんだよね。でもマリーゴールドはそうじゃない。少人数だからこそ、それぞれがそれぞれの役割を果たさなきゃいけない。MIRAIにはがんばってほしいなと思う。マリーゴールドの未来はMIRAIにかかってる!」

――MIRAIというリングネームには未来もかかってるんですか?

MIRAI「そういうことにしておきましょう!」

ジュリア「(笑)。たのんだよ!」

MIRAI「がんばります! 今日はお話しできて楽しかったです!」

ジュリア「ということでまた次回、諸君アリベデルチまたな!」
5・20旗揚げ戦のポスタービジュアル、センターはMIRAIだった
マリーゴールド大会スケジュール

旗揚げ戦「Marigold Fields Forever」
★5月20日(月)東京・後楽園ホール(18:30)

「Marigold Grand Opening Wars 2024」
★5月26日(日)東京・新木場1stRING(12:00)
★5月26日(日)東京・新木場1stRING(18:00)
★6月1日(土)大阪・176BOX(13:00)        
★6月2日(日)静岡・アクトシティ浜松(13:00)
★6月11日(火)東京・後楽園ホール(18:30)
★6月15日(土)京都・KBSホール(13:00)
★6月16日(日)愛知・名古屋国際会議場(13:00)
★6月23日(日)東京・新木場1stRING(18:00)
★6月29日(土)宮城・仙台PIT(13:00)
※大会の詳細・チケット情報は団体の公式サイトにて。
https://dsf-marigold.com/

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