4月5日、東京・渋谷の国連大学本部において、「開発と平和のためのスポーツの国際デー」記念アクションが開催され、Facebookライブによって全世界に発信された。
上の写真:「開発と平和のためのスポーツの国際デー」記念アクションの登壇者
「スポーツで気候行動に取り組もう!」をテーマとした同アクションには、(公財)東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の室伏広治スポーツ・ディレクター、公益財団法人日本オリンピック委員会(JOC)アスリート委員会の高橋成美委員、地球環境パートナーシッププラザ(GEOC)の星野智子運営委員、一般財団法人グリーンスポーツアライアンスの澤田陽樹代表理事、「スポーツを通じた気候行動枠組み」設立メンバーでCOP24に参加した佐野高校ラグビー部の部員のみなさんが登壇し、それぞれの取り組みについて発表した。
国連は2013年に、4月6日を「開発と平和のためのスポーツの国際デー」と定め、2015年秋に、人間と地球をより密接に結び付け、“誰も置き去りにしない”ことをスローガンとする「持続可能な開発のための2030アジェンダ」が合意され、17項目からなる持続可能な開発目標(SDGs)が策定されている。
SDGsの達成に向けてスポーツが大きな役割を果たすことが期待されており、2018年11月、国連と東京2020組織委員会は、東京2020大会を通したSDGsの推進協力に関する基本合意書に署名した。
「スポーツはいい環境がないと行うことができない」と室伏ディレクター。フィギュアスケートやアイスホッケーの選手として活躍する高橋委員からは、環境に大きく左右されるウンタースポーツの危機感を募らせている
佐野高校ラグビー部は、気候変動や社会貢献について取り組み、地域に愛される活動を行なっている。2018年12月にポーランドのカトヴィツェで開催されたCOP24(国連気候変動枠組み条約第24回締約国会議)に石井勝尉監督と渡来遊夢さんが参加して、世界のSDGSの取り組みに触れてきた。
渡来さんは「これからの世界を支えていくのは、若い世代の人たちなので、私たちと一緒に行動していきましょう」と呼びかけた。
当日の様子は、下記のサイトで見ることができる。
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