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2018-06-21

ビッグバン・ベイダー死去

IWGP&三冠戴冠ただ一人の外国人レスラーとして日本プロレス界に貢献

 新日本プロレス、全日本プロレス、NOAHで活躍し、日本プロレス界にも多大なる貢献を果たしてきたビッグバン・ベイダーさん(本名/レオン・ホワイト)が6月18日(現地時間)、アメリカで亡くなった。63歳だった。6月20日、ベイダーさんの息子が公式ツイッター上で訃報をアップすると、WWE公式サイトも続いた。
 ベイダーさんは1987年12月、ビートたけし率いるたけしプロレス軍団(TPG)からの刺客として新日本に初参戦。初戦でアントニオ猪木に勝利し、甲冑姿とともに大きなインパクトを残す。以後、新日本では藤波辰爾、橋本真也らと激闘を繰り広げ、IWGPヘビー級王座も3度獲得(第4&7&10代)。93年からは日本の主戦場をUWFインターに移し、髙田延彦とのライバル抗争を展開。プロレスリング世界ヘビー級王座も奪取。その後、全日本にも参戦。スタン・ハンセンとのタッグ結成、三沢光晴や小橋建太との激闘、三冠ヘビー級王座奪取と大活躍。なお日本人以外でIWGPと三冠を巻いたことのある選手はいまのところベイダーさんだけ。00年からは三沢が旗揚げしたNOAHを主戦場にして、エース外国人選手として活躍した。最後の来日は昨年4月のドラディション。長年のライバル・藤波辰爾のデビュー45周年記念ツアーに参戦し、久々に藤波と対戦、タッグ結成していた。
 謹んでご冥福をお祈りいたします。

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