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2025-02-16

“小さな巨人”グラン浜田さん死去…ラストファイトは2018年9月【週刊プロレス】

グラン浜田さん

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メキシコで闘病中だった“小さな巨人”グラン浜田さんが現地時間2月15日、死去したことが明らかになった。享年74。娘で現役ルチャドーラの浜田文子さんが自身の公式SNSで明らかに。メキシコのプロレス団体AAAなども、その偉大な死を伝えた。死因は明らかにされていない。

浜田さんは1950年11月27日、群馬県前橋市で生まれ、72年に旗揚げ前の新日本プロレスに入門。同年3月16日、松山・愛媛県民館の藤波辰爾(当時は辰巳)戦でデビュー。75年にメキシコ武者修行に出発し、リングネームをグラン浜田に変えた。

メキシコではUWAを中心に活躍。柔道で鍛えた強靭な肉体と軽快な動きを武器に大暴れする浜田さんの闘いはマリポーサ殺法と呼ばれ、瞬く間にトップ選手に。凱旋帰国した1979年以降も日本とメキシコを股にかけて闘い、日本にルチャ文化を伝えた“ルチャの伝道師”とも言われた。

1984年4月にはユニバーサルプロレス(UWF)に参加。同年8月には全日本プロレスに移籍。86年に一度引退するも、88年に現役復帰した。90年3月のユニバーサル・プロレス旗揚げに参加した浜田さんは、95年にみちのくプロレスに入団。2001年に退団したのちはフリーランスとして古巣・新日本プロレスをはじめとした様々なリングでマリポーサ殺法を見せ続けた。

2018年に脳梗塞を患った浜田さんだが、驚異の回復を見せ、2018年9月28日、宮城・仙台サンプラザで開催された「昭和プロレスフェスタin仙台」(主催・みちのくプロレス)に出場。藤原喜明&グラン浜田&ザ・グレート・サスケvs百田光雄&菊地毅&気仙沼二郎戦が結果的に最後のファイトとなった。

その後も闘病を続けた浜田さんは2019年3月、文子さんを頼って、メキシコに移住。近年、文子さんは自身のSNSで浜田さんが病と闘う姿を掲載、励ましの言葉を載せていたが、帰らぬ人になってしまった。

かつて浜田さんが所属したみちのくプロレスでは3・2徳島大会での追悼セレモニーをおこなう予定だと明らかにした。

心よりご冥福をお祈りいたします。

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