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2025-09-08

【アメフト】剛腕QBホリー、ルーキーRB長尾、廣長…オフェンスの新戦力でオービック躍動

【オービックvsオール三菱】オービックのQB ホリーは、TDパス2回、2ポイントコンバージョン2回成功と活躍した=撮影:小座野容斉

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アメリカンフットボールのシーズンが始まった。国内トップリーグ・Xリーグの「X1 スーパー」では、開幕節の6試合があり、日本一奪還を目指す強豪オービックシーガルズ白星発進した。

X1スーパー第1節
オービックシーガルズ○51-0●オール三菱ライオンズ
(2025年08月30日@第一カッターフィールド=千葉県習志野市)

オービックのオフェンスが破壊力を見せた。今春から加入した米国人の剛腕QBピアース・ホリーがパスで2TD(タッチダウン)、ランで1TDと、決定力を発揮した。若返ったRB陣は、ルーキー長尾涼平がラン63ヤード2TD、パスレシーブでも48ヤードと活躍。同じくルーキーの廣長晃太郎もランだけでなくリターンでも良い走りを見せた。荒竹悠大、西村七斗らベテラン勢を刺激している。
【オービックvsオール三菱】ラン63ヤード2TD、パスレシーブでも48ヤードと活躍した、オービックのルーキーRB長尾=撮影:小座野容斉
オフェンスは、6TDを奪ったが、うち5回のエクストラポイントで2ポイントコンバージョンを選択し、パスで2回、ランで2回成功した。

ディフェンスは、オール三菱の新戦力、RBアイザイア・マルコムにランで進まれる場面もあったが、QB山中勇輝に対し2インターセプトなど、3つのターンオーバー。キッキングでもFG(フィールドゴール)をブロックして、オール三菱を完封した。
【オービックvsオール三菱】オール三菱のRBマルコムの突進を巨体を生かしてきとめるオービックDE山田=撮影:小座野容斉

2ポイント、特別なプレーにしない…オービック・塚田HC

今春に就任した塚田昌克HC(ヘッドコーチ)は、「ホリーは、X1スーパーで一番良いQB。今日はレシーバーの落球もあったが、彼の強いパスを活かして、もっと(レシーバーとの)コンビネーションを磨いていきたい」と話した。2ポイントコンバージョンをトライすることは、試合前から決めていたという。「2ポイントを、特別なプレーにしない。チームとして、いつでも普通のプレーとしてやれるようにしよう」という意図があった。

塚田HCは現役時代はLB。専門のディフェンスのシャットアウトについては「常に目指していること。結果は別として、出されているプレーもあったので修正したい」と話した。

今季は開幕節から3戦連続でホームの第一カッターフィールドでの試合となる。「地元の習志野で3戦連続で開催できることは本当にありがたい。次戦も多くのファンに来てもらって、心を動かすような試合をしたい」と意気込みを語っていた。
【オービックvsオール三菱】オービックのルーキーRB長尾(左)がTD後にセレブレーション=撮影:小座野容斉

【オービックvsオール三菱】オービックのルーキーRB廣長。長尾に負けじと奮闘する=撮影:小座野容斉

【オービックvsオール三菱】オービックのRB荒竹は5年目。若手の台頭の中、存在感はきっちり示している=撮影:小座野容斉

【オービックvsオール三菱】オール三菱のRBマルコムを正面からタックルするDB杉本=撮影:小座野容斉

【オービックvsオール三菱】昨年のX1スーパーQBサック王だったオービックDE板敷は、スペシャルチームでも貢献する=撮影:小座野容斉

【オービックvsオール三菱】QBホリーとのホットラインを期待されるオービックWR渡邉ジャマール=撮影:小座野容斉

【小座野容斉】

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