第5代IWGP女子王者・Sareeeがスターダム9・6横浜武道館で鈴季すずを相手に同王座2度目の防衛戦をおこなう。
Sareeeはブレることのない“闘い”と歯に衣着せぬ言動で業界ナンバーワン女子プロレス団体を相手に真っ向勝負の「ケンカ」を仕掛けている真っ最中。時にヒートアップする挑発的な言葉の数々から完全に“外敵認定”され、ブーイングやヤジが浴びせられることもしばしばあるが、しかし「闘い方や信念を曲げるつもりはない」と言い切るSareeeは9・6横浜武道館でも「負けたくない、絶対」と気合を入れる。
前述したとおり、同大会で組まれたIWGP女子防衛戦では“狂乱娘”鈴季すずを迎え撃つ。8月の5★STAR GP公式戦では15分ドローに終わっている両者。8・23大田区で小波を相手にIWGP女子初防衛を果たしたSareeeに挑戦表明したすずはその際、「Sareee、お前は強い」「でも、お前は強いだけなんだよ。強さ以外のものを持ってない。言葉のセンスもなければ面白みもない」などと発言し、ファンの喝采を浴びた。
しかし、Sareeeは「私は強くなりたくてプロレスラーになったし、強くなって試合に勝とうと思って努力している。強いってプロレスラーにとって一番なんじゃないですか?」と真っ向反論。さらに防衛戦決定以降、なんのアピールも見せない挑戦者に対して「ひとのことを面白味がないとかよく言えたな」と一刀両断した。ワールド・オブ・スターダム王者・上谷沙弥にも噛みつくなど9・6横浜決戦へ燃えまくるSareeeのインタビューを届けする。

――スターダム9・6横浜武道館大会でのIWGP女子防衛戦(挑戦者・鈴季すず)が目前に迫ってきました!
Sareee めちゃくちゃ楽しみですね。鈴季すずとの防衛戦もそうだし、いま私に対してブーイングが起きたり、反発があったり。ハッキリ言って何がどう動いていくのかまったくわからない。すべてが生ものというか。だからこそ私も含めて選手も燃えるし、お互いのファンもみんなが興奮してるのかなって。
――挑戦者のすず選手とは、8・9京都で実現した5★STAR公式戦で初シングル。15分ドローに終わりました。
Sareee 鈴季すず、強かったし、おもしろかったですよ。15分じゃ決着つかなかったけど、今度はタイトルマッチってことで白黒つけてやろうと。しっかり勝って、Sareeeのプロレスを鈴季すずに見せつけてやろうと思います。
――すず選手は8・23大田区の小波戦後に挑戦表明。「Sareee、オマエ強い」「でも、お前は強いだけなんだよ。強さ以外のものを持ってない。言葉のセンスもなければ面白みもない」と発言しました。
Sareee 強いだけって言うけど、それは私にとってはホメ言葉ですよ。私は強くなりたくてプロレスラーになったし、強くなって試合に勝とうと思って努力している。強いってプロレスラーにとって一番なんじゃないですか?
――たしかに。
Sareee 強さであり、強くなりたいという気持ちがあったうえでの、マイクアピールやビジュアルっていうプラスアルファだと思うので。私は鈴季すずが弱いとは思わない。だけど、言葉のセンスがあったとしても鈴季すずの私に対する突っ込みってそこしかないんだなって。お前のほうが面白味もないしつまんねーよって。

――ただ、そんなすず選手の発言をファンは支持。Sareee選手にはブーイングが飛びました。
Sareee それに対して週プロさんが表紙にしてくれて。今週号ではスターダムの岡田社長がインタビューで(ブーイング現象に対して)発言していて、私のことを大ヒールだと言っていましたけど、私はプロレスってリング上の闘いだけじゃなく、信念とか主義主張のぶつかり合いも含めて闘いだと思ってるので。なんと言われようと思ったことは発言するし、闘い方も信念を曲げるつもりもない。だから否定されるのは仕方ないと思うし、違うと思ったらブーイングも好きにしてもらっていいです。気持ちがいいものではないけど、そのぐらいで心が折れることはないし、そのぐらいの覚悟を持って、スターダムっていう日本で一番大きな女子プロレス団体に乗り込んだつもりなので。
――IWGP女子戴冠時のインタビューで「Sareee対スターダム」という趣旨の発言もしていました。
Sareee 真っ最中ですよね。スターダムという大きな組織に対して私は1人。そこの闘いにすら持っていくことすら難しいと思っていた状況から、IWGPのベルトを取って、5★STARにも出て、9・6横浜武道館っていうビッグマッチで防衛戦が組まれた。ここまで持ってこれたぞっていう気持ちもあるけど、ここまできた以上、負けたくない、絶対に。
――負けたくない。
Sareee はい。勝敗もだし、闘いとか信念も曲げるつもりはないので。自分の信じる闘いを貫いていけば(ブーイングも)絶対(支持に)変わるって私は信じてる。いまは敵かもしれないけど、それを変えることだって可能だと思ってます。

――当然、すず戦でも…?
Sareee 自分の闘いを貫いて、勝ちます。いろんなタイトルマッチあるみたいですけど、IWGP戦が一番だったなってみんなが思うような闘いに私は必ずするし、相手のすずだけじゃなくてスターダム全員との勝負だと思ってるので。
――王者・上谷沙弥対挑戦者ビー・プレストリーのワールド・オブ・スターダム選手権試合、王者スターライト・キッド対挑戦者・稲葉ともかのワンダー・オブ・スターダム選手権試合など大ボリュームのラインナップになっています。
Sareee 上谷とはSareee-ISM(7・14新宿)で闘いましたけど、なんかスカされてる感じがあるんですよね。上谷、やらないの? 私は闘いたいし、いつでも闘う準備できてるよって思ってるんですけどね。あと鈴季すず、自分の団体のビッグマッチ、しかもそこでタイトルマッチが決まってるのに何のアピールも発信もしないって、ひとのことを面白味がないとかよく言えたなって思いますよ。私はいつ何時何が起きても闘えるようにトレーニングはもちろんコンディション整えてるので。9月6日横浜武道館、鈴季すずを倒して、IWGPのベルトを必ず防衛します!

スターダム「STARDOM TO THE WORLD」
★9月6日(土)神奈川・横浜武道館(16:00)
▼ワールド・オブ・スターダム選手権試合
<王者>上谷沙弥vsビー・ブレストリー<挑戦者>
▼ワンダー・オブ・スターダム選手権試合
<王者>スターライト・キッドvs稲葉ともか<挑戦者>
▼IWGP女子選手権試合
<王者>Sareee vs鈴季すず<挑戦者>
▼刀羅ナツコvs尾崎魔弓
▼儛島エマvs吏南
▼HANAKO&月山和香vsさくらあや&古沢稀杏
▼星来芽依&ダーク・シルエタvs水森由菜&玖麗さやか
▼山下りな&青木いつ希&ボジラvs渡辺桃&小波&稲葉あずさ
▼羽南&飯田沙耶&向後桃&姫ゆりあvs鹿島沙希&妃南&八神蘭奈&虎龍清花
▼4WAYタッグバトル◎葉月&コグマvsAZM&天咲光由vsなつぽい&安納サオリvs壮麗亜美&レディ・C
▼第0試合~3WAYバトル◎梨杏vs鉄アキラvsフキゲンです★