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2026-02-04

【週刊プロレス】 河上“シャーマン”隆一が2・11後楽園のエル・リンダマンとのG-REX戦へ大放談!?

“シャーマン様節”を響かせた河上

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GLEAT2・11後楽園ホールにてエル・リンダマンが保持する、G-REX王座へ挑戦する反GLE MONSTERSの総帥・河上“シャーマン”隆一。リング上で傍若無人ぶりをいかんなく発揮し続けてきたが、その根源にはどんな思想があるのかこれまで自身の口から語られたことはなかった。果たしてGLEATファンはこのシャーマン・メッセージをどう受け取るか!?(聞き手・鈴木健.txt)


――これまでGLEATのリングで暴れ回ってきたシャーマン様ですが、このタイミングの挑戦アピールになったのはなぜだったんでしょう。

河上 ハッキリ言うと、心身ともに準備が整うには時間が必要だったということだな。このシャーマン様が挑戦したら勝つという印象を圧倒的なまでにつけさせるには、それなりの積み重ねが必要なんだ。そしてそれは、シャーマン様が挑戦表明をした時の観客の反応からもうまくいったと確信できた。この俺がリンダマンの前に立った瞬間、誰もが「ああ、これでG-REXのベルトはシャーマン様に渡る」と思った空気の動きのようなものを感じたからな。
 
そして、シャーマン様の場合はプロレスで言う強さだけでなく、呪術の力を練る必要がある。それにはひたすら儀式をおこなうことが必要なのだ。シャーマン様オリジナルの魔法陣を駆使して地獄と交信したり、このプロレス界で先に旅立った偉大なる先人たちの教えを受けたりしていた。グレート小鹿とかな。

――小鹿さんは旅立っていません。

河上 そういった先人たちが言うには、今のGLEATのようなチビっ子プロレスラーなど認めてはならないと。年を追うごとにプロレスラーの小型化が進んでいるにもかかわらず、みなそれを口にしようとしない。四十代から五十代のプロレス好きだった者たちが見ていたのは、あり得ないほどのデカさを誇る男たちがリング上で暴れ狂う姿だった。だから現在のGLEATに対しては否定的で、その最たる存在であるリンダマンを倒せと命じられたのだ。リンダマンがなぜ応援されているか、わかるか?

――団体を背負い、チャンピオンとして体を張って闘い続ける姿ではないでしょうか。

河上 おまえが上辺しか見ていないことがよくわかる回答だ。あれは、リンダマンがちっこいから応援されているんだ。大きい者と小さい者が闘ったら、まず10人中13人は小さい方を応援するだろう。つまり、その時点でリンダマンは優遇されているということだ。それを指摘するのはよくないという風潮はある意味、リベラルな発想とも言えるが、先人たちからはプロレスの本道に戻すべきだという教えを承った。今回のベルト獲りに関しては、そういった高尚なテーマがあるのだ。

どんなスタイルがいいかに関しては、見る者たちが判断すればいい。慈悲深いシャーマン様は、このスタイルがベストだからそれだけを見ろなどということは言わない。ただ、シャーマン様自身の見てきたプロレスがブルドーザー対ブルドーザーのような風景だったし、シャーマンに転生する創世記以前にそういう闘いをしていた記憶がどこかに残っていて、それが蘇るごとに血が騒ぎ出すんだ。

だからこれはリンダマンに対してのアンチテーゼというよりも、シャーマン様自身の経験に基づいた価値観であり、使命なのだ。どんなにスピードがあっても、小型だと当たりが弱い。当たりが弱いということはインパクトがない。インパクトがないと人はすぐに見慣れてしまうものだ。リンダマンを応援している理解度の低い者たちのために、このシャーマン様が特別にわかりやすい言葉で教えてやろう。俺がこのGLEATでやろうとしているのは、もう一度プロレスに闘いを戻すことだ。

――闘いは今もあるのでは?

河上 中嶋勝彦も同じことを言っているだろう。だが、やつの場合は思想の塊でしかない。理想論だけを言葉にして悦に入っている口だけ野郎だ。徹底的に相手を潰すこともせず、自分だけが闘いをやっていますと思わせる小ズルいやり方だ。だが、シャーマン様は違う。チョップ一発、ストンピング一発も技を出す感覚ではなく、ちゃんと“食らわせる”ためにやる。技を出す目的がそもそも違うということだ。このシャーマン様はそういうプロレスをまずGLEATに戻し、そしてゆくゆくは他団体にも派生させていく。

他団体のトップにいるレスラーは、この小型化時代の中でも大きい部類に入る者たちのはずだ。そんなやつらとシャーマン様が闘うことで、業界全体を先人たちの望むプロレスに戻すのだ。罵声を浴びせたければ浴びせればいい。そのはらわた煮えくりかえる気持ちを呪術に落とし込むだけだ。

――怨念というネガティブな感情がご自身の原動力になっていると。

河上 そういうことだ。会社が不当な扱いをすればするほど、このシャーマン様のパワーに転化される。だいたい、俺はフリーとしてこのリングへ上がっているにもかかわらず、会社の歯車として扱おうとすること自体がおかしな話なんだ。俺はとにかく歯車にされることだけは常に危機感を持ってやっている。毛虫よりも歯車が大嫌いなんだ。所属選手というのは会社の歯車にならざるを得ない。しかし、今の時代はプロレスラーが歯車になっている限り会社も大きくなれないし、発展も望めない。

――シャーマン様はGLEATという会社の発展を考えているのですか。

河上 こう見えても確実に俺は、ベルトを持って観客にすり寄ることしか能のないチャンピオンよりもこの会社の未来を考えている。そして考えるだけでなく実行している。にもかかわらずだ、社長の鈴木裕之がこのシャーマン様にどんな仕打ちをしているか、知っているか?

――わかりません。すいません、勉強不足で。

河上 未曽有の物価高の時代にビタ一文ギャラをアップしない。プロレス団体といえども、一つの会社だ。どの会社でも社員が望むことは一つしかないよな。賃上げだ! そこまで俺は会社のことをメチャクチャ考えているぞ。それも所属ではなく、フリーなのにだ! なぜなら中小企業の賃上げが叫ばれる中、プロレス界がそのよきお手本を世間に対し見せるべきだと思うからだ。

――反GLE MONSTERSは労働組合のようなものだということですか。

河上 そういうことになるな。労働組合とは、反会社そのものだから。まあ、このシャーマン様がここまで語ることが今までなかったから、誤解を招くのも致し方ないだろう。誤解したいなら、すればいい。それでも俺はGLEATやプロレス界に限らず、世の中の不当に扱われている者たちの怨念を背負っているから。世の中に対するネガティブな感情が塊となって、2月11日にはリンダマンを襲うことになる。綺麗事しか言えないやつが、果たしてそれに耐えられるかな? グフフフフ。

――それにしても、よくシャーマンという領域に達することができましたよね。これはある日突然、降りてきたものなんですか。

河上 気づいたら、シャーマンだった。誰かのお告げとか、ましてやなろうと思ってなったわけではなく、本当に「これが在るべき姿なんだ」と思った瞬間があったのだ。そして気づきのあとに磨き始めた。恐山までいってイタコに祈祷をしてもらい、先人を呼び出してもらったのだ。

――それで、後楽園でG-REXのベルトを獲得した場合、賃上げとは別にリング上に関してはどのような改革を描いているのでしょう。

河上 まず着手するのは、伸びない若手の削減だ。タイトルとはすなわち権限なのだから、当然だ。使えない連中を切らなければ、本来実力のある者、不当に扱われているやつの賃上げができないではないか。優良な会社ほど、情に流されることなく不要なやつを削減する。WWEなど、それを日常的に遂行しているから、あそこまで巨大化したのだ。

――それは誰が対象になってしまうのでしょう。

河上 元WRESTLE-1勢の2人(伊藤貴則&渡辺壮馬)だ。旗揚げメンバーだからといって鈴木裕之が目をかけているからこその今の体たらくだろ。スタートからずっといるから俺は安泰だと顔に書いてある。GLEATができて何年経っていると思う? 4年だ! その間、特に主だった活躍もせず、主だった広がりも見せていない。なぜそんなやつのためにこのシャーマン様が動かなければならないんだ。

――いや、伊藤選手はLIDET UWFのベルトを獲りましたし壮馬選手も最近、弾けていますよ。

河上 腰をクネらせただけで人間、何が変わるというんだ! そんなことで変われるものなら、世界中のプロレスラーがそうするわ。そんなプロレス界を望んでいるのか? シャーマン様がG-REXのチャンピオンになり、実権を握ったらあいつらはリストラだ。プロレス界における権力集中の形は何かわかるか? ベルトは一人の人間がすべて持つのが理想なんだ。発言権を持つ人間がベルトの数だけいると、意見も方向性もまとまらない。だからシャーマン様がGLEATのすべてのベルトを持つのが正しい形なのだ。

――シングルのG-REXとタッグのG-INFINITYはわかりますが、G-RUSHもシャーマン様は狙うのですか。

河上 何が不服なんだ? あの変則ルールについては、デカいレスラーはできないだとか、やっちゃいけないというような偏見で見られているだろ。実際、そういう選手でしか回していない現状もGLEATのダメなところだ。体の大きなプロレスラーが狙って何が悪い? あのルールに則って勝てば文句はないはずだ。だからシャーマン様は狙う。G-RUSHはルール的には面白いと俺も思う。にもかかわらずまだ認知されていないのは、そうした固定観念にとらわれているのと、結局は身内で回しているからだ。他団体の選手に、このルールでやってみたいと思わせるぐらいの価値をつけてみろ。

――BGIに関しては、どのように受け取っていますでしょうか。本隊ではないという意味で、同じ反体制ユニットとして見られていますが。

河上 BGIみたいななんちゃって黒のヤツらと、反GLEは思想からしてそもそも違う。向こうは結局のところ、エリート気質から抜けきれない。こっちはハッキリ言って窓際集団だからな。窓際族が集まって組合となり、決起したのが反GLE MONSTERSだから、そもそもの成り立ちからして違う。ブラスナックルJUNも会社にカードを組んでもらえなくなり、精神的にも経済的にもどんどん追いつめられていったことで、あんなことになっちまったんだ。

ある意味、シャーマン様以上に怨念だけで生きているのが、今のブラスナックルJUNだ。根に持っているという点では、一番ヤバい男かもしれない。鈴木裕之に対する怨念の濃度に関しては、あいつはモノが違う。だからそのうち「自分も呪術を身につけたいです」と言ってくるかもしれない。そうなったら、このシャーマン様が懇切丁寧に教えてあげよう。

佐藤☆恵一にしてもそうだ。GLEATに参戦していたのが干されて、なんとかっつーユニット(60seconds)に入ったもののそこも潰され、B.G.Iに入ったら入ったで呼ばれなくなり…どこまでいっても経営者っていうのは労働者に対し低く見る人種なんだなって思うよ。彼もフリーだから、干されることに対するアレルギー反応がすぐ出るようで、何度聞いてもいまだ全身に蕁麻疹が出るらしい。B.G.Iのエリート小僧たちはそんな経験をしたことがあるか? 全身に蕁麻疹が出たことがあるのか? ないだろ。ないよな。

――では今後、不当な扱いを受けていると思っている選手が反GLEに加入するケースも考えられますか。

河上 いや、不当に扱われている人間ほど動かぬものなんだな。なぜなら、自分を変える勇気がないからだ。一般社会もそういうものだろう。ただし、その勇気を持って反GLEに来た窓際レスラーには、このシャーマン様が光と希望を与えてやる。一番黒いところに、一番の光があるということだ。ここで一つ、問う。それがエル・リンダマンにできると思うか?

――あまりに方向性が違うので、できるというのは想像しづらいです。

河上 ハッキリ、できないって言えよ。あれは光ではない。かといって闇でもない。ただのクセの塊だ。そうだな…言うなれば、黄色い味噌の塊みたいな。だからオレには現時点で、後楽園でリンダマンに勝つ自分の姿が見えている。そして、その後に起こることもな。

――その見えている中で、今後のGLEATはよい方向へいくのでしょうか。

河上 間違いなく、いく。業界における三本の指に入る。ただし、それはこのシャーマン様の力があってこそ成就するものだ。だから2月11日を境に、シャーマン様あってのGLEATに変わる。試合を見ていて無意識のうちに「シャーマン様!」と叫ぶよう、体が反応するだろう。敗れて横たわるリンダマンを見下ろすシャーマン様の姿を見て「シャーマン様、後光を浴びさせてください」と乞うだろう。それが後楽園のエンディングシーンだ。

――映画見たいですね。

河上 俺がリング上からこうする(手をかざす)と、観客がみな光によってよろける。それによって、ウェーブが発生する。それぐらい新しい何かを生み出さなければならない時代に世の中がなっている。プロレス界がそこに後れをとってはならない。リベラルの象徴・リンダマンを倒すのは…大和魂だ!

BBM

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