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2026-03-05

東京女子3・29両国でOberEatsのプリンセスタッグ王座に挑む世界で唯一のチーム「ジ・インスピレーション」とは!?【週刊プロレス】

ジェシー・マッケイ(写真左)とキャシー・リー

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東京女子プロレスの3・29東京・両国国技館で“OberEats(オーバーイーツ)”上福ゆき&上原わかな組に、WWEとTNA、両方の女子タッグ王座を獲得した唯一のチーム、“ジ・インスピレーション”ジェシー・マッケイ&キャシー・リー組が挑戦する。

 上福&上原組は、昨年9・20大田区で中島翔子&ハイパーミサヲ組を破り、プリンセスタッグ王座を戴冠。以後、まなせゆうな&凍雅組、HIMAWARI&鈴木志乃組、愛野ユキ&風城ハル組を相手にベルトを守ってきたわけだが、4度目の防衛戦となる今回は、まったく異なるタイプの挑戦者を迎え撃つことになる。上福はシングル戦線において海外のベルトも巻いてきたものの、世界のトップに君臨したチームを迎え撃つだけに、彼女のキャリアにとって最大の試合になることは間違いない。プリンセスタッグ王座が初のベルトになった上原にも同じことが言えるだろう。両者にとってジ・インスピレーションとの対戦は、ある意味、王者組が事実上の挑戦者と言えるマッチメークにもなっており、今後の活動においても非常に重要な闘いとなりそうだ。

 では、オーバーイーツに挑むジ・インスピレーションの2人とはいったいどんなレスラーなのか、紐解いてみよう。

 ジェシー、キャシーともにオーストラリアのシドニー出身。ジェシーが2007年6月23日、キャシーが09年2月28日のデビューで、ともに地元の団体で初のリングに上がっている。ともに来日経験のあるマディソン・イーグルスを師匠としており、キャシーはデビュー戦からミックストタッグマッチで新日本プロレスでも活躍したロビー・イーグルスとタッグを組んだ。また、キャシーの第2戦でジェシーとシングルマッチをおこなっており、これがリング上における両者の初遭遇になったわけだ。

 ジェシーがデビュー翌年からアメリカに進出すれば、キャシーは14年にシマーやシャインなどの女子のプロモーションに参戦するようになった。

 そして、同時ではないものの15年4月から両者ともWWEに進出。ともにNXTでWWEのキャリアをスタートし、キャシーの当時のリングネームはKCキャシディだった。同年5月8日に2人が初タッグを結成、それ以後、同郷の2人は正式に行動をともにしていくこととなる。18年6月にはビリー・ケイをリングネームとしたジェシーがWWE日本公演で初来日、ラナとのタッグでアスカ&ナオミ組、ベッキー・リンチ&ナオミ組と対戦した。また、キャシーはペイトン・ロイスのリングネームで闘うようになった。

 WWEでジ・アイコニックスをチーム名とした2人はやがてタッグ王座戦線に絡んでいくようになり、19年4・7「レッスルマニア35」における4WAY戦でベイリー&サーシャ・バンクスを王座から引きずり下ろしてみせた。第2代王者として君臨したこの時期には、アスカ&カイリ・セインのカブキ・ウォリアーズともタイトルをめぐって何度も対戦。ノンタイトル戦ながら19年6・28&29のWWE日本公演ではカブキ・ウォリアーズvsジ・アイコニックスのタッグマッチがおこなわれている。

 ジ・アイコニックスは21年4月までWWEに在籍。ちなみに、キャシーのWWEラストマッチはロウにおけるアスカとのシングルマッチだった。同年10月にはそろってインパクト・レスリング(現TNA)を主戦場とし、なんと参戦一試合目でインパクトノックアウトタッグ王座(現TNAノックアウトタッグ王座)を奪取。昨年9月27日に王座に返り咲き、今年1月15日までこのベルトを保持していた。なお、この時期にはテッサ・ブランチャード、ザイア・ブルックサイドといった来日経験者からの防衛も果たしている。

 そして迎える東京女子への初参戦。過去の来日はWWE日本公演で、日本の団体にやってくるのは今回が初めてだ。ともに長身で、これぞ外国人タッグチームといえるジ・インスピレーション。両者ともオーストラリアのインディー団体でデビューし下積みを重ね、キャリアを積んで実力も世界クラスに上り詰めてきた。オーバーイーツとの対戦でどんな化学反応が起こるのか? まったく予測できないだけに、大変楽しみなカードである。                

(新井 宏)

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