スポーツトレーナーの木村友亮さんによるソフトボール・マガジンの連載、「うまカラ!~うまくなるカラダをつくろう!~」。
この連載では、実際のプレーに結び付くトレーニングを紹介して、ソフトボールがうまくなるカラダづくりを目指していきます。
ソフトボール・マガジン12月号に掲載している連載第3回は、第1回から続くバッティング向上のための身体づくりです。
前回までは下半身の使い方を強化するトレーニングが中心でしたが、今回は下半身の力を上半身に伝えるトレーニングを紹介しています。
下半身でためた力を上半身にうまく伝えるには、インパクトをできるだけ身体の近く(おへその前が理想)にすることが必要です。
そして、打つ瞬間に後ろ(捕手側)の手で一押しすることで、下半身のパワーをバットに伝え切ることができます。このときに手首をなるべく返さないようにすれば、力が真っ直ぐ伝わります。
下半身から力がグーッと上がってきて、最後は後ろ側の腕からバットに伝わる。あくまで下半身主導で、そこからの力を上半身にうまく伝えられれば、力強いスイングが可能になります。
下の動画は、「ノーインパクト・サイドランジ+MBスロー」というトレーニングメニューです。
メディシンボール(MB)を持って、逆方向(右打者ならライト、左打者ならレフト)を意識して投げるトレーニングになります。
このメニューも、あくまで下半身主導で行います。
まずは股関節から始動し、おしりを後方に引くイメージでテイクバックしていきます。
そしてトップの状態(MBを最も引いた状態)のときは、内もも、もも裏、でん部(おしり)の外側が張った状態になることが理想です。
投げる際も、下半身から動き出し、肩やヒザが開かないようにします。
そして、バッティング時のインパクトの瞬間をイメージしながら、おへその前でボールを離しましょう。この際、後ろの手での押し込みを意識してください。
フォロースルーまでは手首を返さないようにして、下半身から来た力をしっかりMBに伝え切ります。そして逆方向にMBを投げてから、手首を返します。
より詳しいトレーニングの意義や、そのほかのメニューなどは、発売中のソフトボール・マガジン12月号を、ぜひご覧ください!
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