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2026-05-20

退団目前の林下詩美が“最後のマリーゴールド道場”で最終調整。5・23大田区で「最後までトップの林下詩美を見せる」。ゴチカら相手に“詩美教室”開催【週刊プロレス】

5・23大田区の所属ラストマッチに向け、道場で汗を流した詩美

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5・23大田区総合体育館大会を最後にマリーゴールドを退団する林下詩美が“最後のマリーゴールド道場”を訪れ、所属ラストマッチに向けて最終調整をおこなった。

「マリーゴールドで試合をするのもあと1試合、いろいろあったけど、アッという間で楽しい2年間でした。今日も若い子たちと一緒に練習ができて、全員じゃないけど伝えたいことも伝えられて。もっと言っておきたい子もいましたけど、特別な時間を過ごすことができました」

マリーゴールド旗揚げ記念日(2024年5月20日)を明日に控えたこの日、詩美が都内のマリーゴールド道場に足を運んだ。

そこには後藤智香、ハミングバード、ザ・レディAI、そして彼女たちから少し離れた場所でダークネス・レボリューションのCHIAKIが練習に汗を流す姿があった。近藤修司コーチによる全体練習がおこなわれるのは5月20日の予定だ。「誰もいないかなと思ったんですけど、マリーゴールドの選手たちは練習熱心、いいことですね」。こう語る詩美も練習着に着替え、約1年前にオープンしたマリーゴールド道場のリングに上がった。
ゴチカ、ハミングバード、AIとともに汗を流した詩美
当初は一人で軽く汗を流すつもりだった。だが、ゴチカら4選手が居合わせたことで、気づけば“詩美教室状態”に。詩美を練習台に切り返しの新ムーブにトライしたハミングバード。ショルダータックルという基本的な技を繰り返し教わったレディAI。詩美の代名詞のひとつ、コウモリ吊りを伝授されたゴチカ。「マリーゴールドを辞めるまでに伝えられること、教えられることが私にあるのであれば伝えたいですね」、こう語っていた詩美にとっても大きな意味を持つ2時間の練習の締めは詩美のフィニッシュ技をそれぞれに体で叩き込むという、肉体言語で会話するプロレスラーならではのスペシャルな展開に。

詩美から「何かリクエストある?」と問われると、ゴチカが「ジャーマンお願いします!」と答えたのを皮切りに、ハミングバードはトーチャーラックボム、ザ・レディAIはなんとCrusade(旋回式ハイジャックボム)をリクエスト。マットが敷いてるとはいえ、その威力にレディAIは悶絶。また、当サイトの記者に無理やり、その輪に入れられたCHIAKI。「ふざけんなよ…!」と言いながらその場にあったイスを手にしたが、詩美はお構いなしのラリアット。試合で何度も食らった剛腕でフッ飛ばされるという、あらゆる意味で濃密な時間を終え、詩美の“所属最後のマリーゴールド道場”は幕を閉じた。

5・23大田区総合体育館での所属ラストマッチはスペシャル6人タッグ(青野未来&桜井麻衣&MIRAIvs林下詩美&彩羽匠&マディ・モーガン)に決まった。「最後の最後までトップの林下詩美」「林下詩美、やっぱスゲーな」と思わせる闘いで有終の美を飾ると宣言した詩美。

泣いても笑っても勝っても負けても、“マリーゴールドの詩美”は5・23大田区が最後。宣言通り、勝利を収め、最後まで「詩美はスゲー」で終わらせるのか。ワールド王者・青野、逆風に燃える“貴婦人”桜井ら所属選手が意地を見せるのか。3年目のマリーゴールドを占う意味も含めて、5・23大田区総合体育館は見逃せない大会になりそうだ。
急きょ開催された“詩美教室”に参加したAI、ゴチカ、ハミングバードとたまたま居合わせたCHIAKI
――“マリーゴールドの林下詩美”も5・23大田区で最後。残すは4日となりました。

詩美「あと4日、それしか残ってないんだという寂しさもありつつ、でも、それ以上に最後の最後までトップの林下詩美でいたいというプライドのほうがいまは強いですね」

――全員掛けがおこなわれた5・16後楽園で感傷には存分に浸ることができたと?

詩美「それはあるかもしれないですね。後楽園で一人ひとり、みんなとの時間があったからこそ、最後の試合にプロレスラーの気持ちで集中できるのかなと」

――ひと足先にサヨナラは済んだと?

詩美「だいぶサヨナラできましたね」

――試合後のSNSでのメッセージもグッとくるものがありました。

詩美「SNSに思いを書かせてもらって。ホントはもっといっぱい書きたいこと、伝えたいことはありましたが、伝えきれなかったぶんは個別に伝えようと思います」

――5・23大田区では2年間、マリーゴールドを引っ張ってきたエースの底力を見せつけると?

詩美「そうですね。林下詩美、やっぱスゲーな、抜けた穴はデカ過ぎるなってみんなに思わせる試合ができたらと思います」
新人AIのリクエストに応える形でCrusadeを決めた詩美
――詩美選手の抜けた穴は間違いなく大きいと思います。

詩美「間違いなく大きいでしょうね(ドヤ顔)。でも、抜けた穴を埋めるべく、私が行くぞ!とみんなに思ってもらえたらいいなと思います」

――誰か出てきてくれると思いますか?

詩美「出てくると思います。まったく私と同じタイプというのは難しいと思いますが、麻優さんも弓月もいないいまのマリーゴールド、穴がたくさん空いてるわけで。イコール、それは大チャンスですから。『自分こそが空いた穴を埋めて、マリーゴールドを引っ張る存在になってやる!』という選手に出てきてほしいし、出てこなきゃダメだと思います」

――明日5月20日はマリーゴールド旗揚げ記念日。この2年を振り返ると?

詩美「あっという間でしたね。あっという間だったし、バタバタしたし、楽しくて幸せで、そんな2年間でした」

――エースになると言い続けた2年間でもありました。

詩美「もっとできたことはいっぱいあったなと思います。私はシャイで、あまり人に話しかけれなくて。今でこそ違いますが、(旗揚げ当初は)言いたいことも言えなくてっていうことがけっこうありました。マリーゴールドに来てからの裏目標が友だちを作ることだったんですが、最初のうちは友だちも作れずで。後半になってドンドンみんなとの絆も深まっていきましたが、そういうのをもっと早くできてたら、できたことがいっぱいあったかなと思いました」

――リングの上に関しては?

詩美「…そうだな、私は何ができたかなぁ。赤いベルトを失ってから、一人ひとりのリング上の動きを見るようにしてきたんです。そして、気づいたことは伝えるようにしてきましたが、それでも100は見れないので。いま思えばもっともっとできたことはあったなと思います。私のこの無念を残ったみんなでやっていってほしいですね」

――林下詩美のいない3年目マリーゴールド、メッセージはありますか?

詩美「辞めていく私が言うのはめちゃくちゃ変だと思うのですが、マリーゴールドはいますごく大変な時期だと思います。そこを大変だって思わずに、楽しんで、前向きにやってほしい。プロレスを楽しんでほしい。プロレスを大好きでいてほしい。こういう時だからこそ、みんなで手を取り合って、私の団体が、私たちのマリーゴールドが、私が一番だっていう気持ちをもって、やっていってほしいですね。みんな、すごくいい子たちばかりなので。まあ、なかには……(以下省略)ですが(ニヤリ)、みんななら明るい女子プロレス黄金の花園を築いていけると思います。築いていってもらわないと私も困るので。マリーゴールド旗揚げして、もうすぐで3年目。いい加減、できたばかりの団体とか言ってる場合じゃないと思うので。私たちはプロで、お客さんからお金をもらって人前に出てるんだという自覚を持って、みんなで3年目のマリーゴールドを創りあげていってもらいたいですね」
5・23大田区のメインイベントが詩美の所属ラストマッチとなる
★5月23日(土)東京・大田区総合体育館
⑦2周年記念スペシャル6人タッグマッチ◎青野未来&桜井麻衣&MIRAIvs林下詩美&彩羽匠&マディ・モーガン
⑥ツインスター選手権〈王者組〉松井珠紗&CHIAKIvs天麗皇希&後藤智香〈挑戦者組〉
⑤山岡聖怜vs暁千華
④メガトンvs極悪女王D
③翔月なつみ&石川奈青&越野SYOKO.&エンジェル・ヘイズvs野崎渚&ナイトシェイド&ナイラローズ&ジョニー・ロビー
②瀬戸レアvsChi Chi
①南小桃&橘渚vs心希&山﨑裕花
▼第0試合◎ハミングバード vs ザ・レディAI
CHIAKIをラリアットでなぎ倒した詩美はお株を奪うおつかれ~ポーズ

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