途中打ち切りの可能性もあった春場所は、無事に千秋楽を迎えることができた。終盤、平幕の碧山が単独トップに立つ場面もあったが、千秋楽結びの一番で横綱相星決戦という最高の展開となった。
※写真上=モロ差しから一気に出た白鵬が鶴竜を制し、44回目の優勝を決めた
写真:月刊相撲
結びの一番前には朝乃山が貴景勝を押し倒して11勝目。大関昇進の目安となる三役3場所で33勝には届かず32勝だったが、審判部は相撲内容を評価し、八角理事長(元横綱北勝海)に大関昇進をはかる臨時理事会を要請。これが受理されたため、朝乃山の大関昇進が確実となった。
優勝を決める一番は、当たってすぐに右四つに組み合い、鶴竜が左前廻しを取って有利な体勢。白鵬は上手が取れなかったが、左を巻き替えてモロ差し。鶴竜も左を巻き替えて左四つに。鶴竜はさらに右を巻き替えようとするが、白鵬が許さない。白鵬は動きながら右を巻き替えてモロ差し。鶴竜が右を巻き替えたところを一気に出て、巻き替えの応酬を制した。
自己記録を更新する44回目の優勝を果たした白鵬は、「優勝してうれしいというよりも、これで終わったなという感じ」と、横綱の責任を果たしてホッとした様子。今日の相撲に関しては、「落ち着いてよく体が動いていたと思う」。
無観客の場所は、「違う感覚でモチベーションをどこに持っていくか難しかった。浮き沈みが激しかったなと思う」と振り返り、「このような場所を経験したことを自分の相撲人生に生かしていきたいと思います」と締めくくった。
表彰式の前に八角理事長が協会挨拶を行い、「ファンの方に感謝している」と述べていたが、無観客の中でも熱戦を繰り広げてくれた力士たちに感謝したいと思う。本当にありがとう。
文=山口亜土
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