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2020-02-27

【アメフト】日本代表、アメリカに出発 藤田HC 「何があっても『俺はこれで戦うんや』を失うな」

3月1日、米テキサス州フリスコで米育成プロリーグ「The Spring League(TSL)」選抜チームと対戦するアメリカンフットボール日本代表は、2月27日、米国へ向かって出発する。

 公式ツイッターアカウントで、NFLでプレー経験を持つ選手を次々に発表しているTSL。藤田智HCは、2月24日の日本での最後の練習後に、ハドルで選手たちに、戦いに臨む心構えを説いた。それを採録する。

「一番あかんのは自分を失くしてしまうことや」

 「これがキーだと思っていることをいう。ゲームというのは、必ず自分(の本性)が出る。いいな。絶対自分が出る。自分以外の者になってプレーしようと思ったって無理や。だから普段からやっとかなあかん。

 ぎりぎりの試合になればなるほど、土壇場になればなるほど、自分が出る。だからこれからの1週間は、その時その時にできることをやれ。仕事が忙しかったら、仕事やったらいいけど。1日1回は、フットボールのことはできるやろうし。これからまだ時間あるから。上手くなれるやろうし、頭の整理もできるやろう。

 そういう意味で、『どうやって自分は戦うねん』『どういう自分で戦うねん』というのが一番大事や。何があっても、それは一緒や。やり切らなあかん。『俺はこうやって戦う』と決めたら。自分のファンダメンタルを信じて、やられることはあるかもしれんけど、変えたらあかん。そこは変えたらあかん。

 ええか、一番あかんのは、バーンと当たって『なんか相手が強いな』と思った瞬間に、自分を失くしてしまうことや。そうなったらグチャグチャになるぞ。

 だから、自分が何があっても『俺はこうやって戦うんや』『俺はこれで戦うんや』というのをしっかり準備して、持ってきてくれ。ええか」

日本代表は、自分を失わずに戦えるか=撮影:小座野容斉

若い選手が多い日本代表は、自分を失わずに戦えるか=撮影:小座野容斉

日本代表を率いる藤田智HC=撮影:小座野容斉

「『どうやって自分は戦うねん』『どういう自分で戦うねん』というのが一番大事や。何があっても、それは一緒や」と語りかける藤田HC=撮影:小座野容斉

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