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2026-08-07

【陸上】U20世界選手権 早大「新・三羽烏」本田桜二郎、勝負強さを武器に世界の表彰台へ

本田は1500mと3000mの2種目に出場。表彰台を目指す(写真/黒崎雅久)

8月9日までアメリカ・オレゴンで開催されるU20世界選手権の日本代表選手(男子27名、女子16名)がこのほど発表され、女子800m日本記録保持者の久保凛(積水化学)らが選出された。その世界の舞台に、大学生になって初めて挑むのが本田桜二郎(1年)だ。早大競走部からは本田が男子1500mと3000m、新妻遼己が3000m、増子陽太が5000mに選出。世代トップクラスの1年生トリオ「新・三羽烏」が世界に挑む。

「メダルを取ることが、まず、世界のスタートラインに立つことにつながる」

スローペースで始まった日本選手権の男子1500m決勝。
「このまま何もできずに終わるよりは、何か爪痕を残そうと思った」
本田は600m付近で前に出て、集団のペースを一気に上げた。ラスト200mを過ぎると飯澤千翔(住友電工)らによる激しいデッドヒートが繰り広げられ、本田は一時後退。しかし最後のストレートでギアをもう一段上げ、飯澤に次ぐ2位に食い込んだ。

「打倒・飯澤さんを目指していたので負けたのは悔しいですが、大学1年目から(日本選手権の)メダルを取れたことは自信になります」

三連覇を達成した飯澤に真っ向勝負を挑み、本田は大学1年ながら銀メダルを獲得した。

鳥取城北高(鳥取)3年時のU20日本選手権では、3000mと5000mの二冠を獲得するなど、高校時代から鋭いラストスパートを武器にしてきた。当時、本田を指導していた赤池健先生は「群を抜く勝負強さがある」と評した。その勝負強さは今回の日本選手権でも存分に発揮された。

早大に入学すると、同年代のライバルだった増子や新妻らがチームメイトになった。本田は「自分より速い選手が2人いる環境。刺激を受けていますし、プラスに働いている」と話し、さらに「自由度が高い花田(勝彦)監督の指導方針も自分に合っている」と、新しい環境での充実感をのぞかせた。

U20世界選手権では「メダルを取ることが、まず、世界のスタートラインに立つことにつながる」と話している本田。1500mでは日本選手権の予選で自己ベストの3分37秒53、3000mは3月に高校歴代4位となる7分55秒77をマーク。今季のU20ワールドランキングでは1500mで7位、3000mで14位(8月6日時点)に入り、世界大会の表彰台も十分狙える位置につけている。

日本選手権では、飯澤にこう声をかけられたという。

「一緒にオリンピックを目指そう」

U20世界選手権という舞台が、その言葉を現実へ近づける第一歩となるか。世界の表彰台を目指す本田の走りに注目が集まる。

文/新甫條利子 写真/黒崎雅久

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