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2026-08-23

【陸上】日本人大会最高記録も「足りなかった」。東海大札幌高・𠮷田星、インターハイの悔しさを次のスタートへ

滋賀インターハイで1500mを制し、5000mとの二冠を狙うも2位となった𠮷田。25日からの日・韓・中ジュニア交流競技会では1500mに出場する(写真/宮原和也)

7月30日から8月5日まで、平和堂HATOスタジアム(滋賀)で開催されたインターハイ。大会2日目の男子1500mを制した𠮷田星(東海大札幌高3年・北海道)は、2日後の男子5000mのスタートラインに立った。

「1500mと5000mの両方を戦うことが難しいと分かった上での、リベンジだった」

前回の広島インターハイは1500mで4位入賞したが、5000mはタイムレースで14位と結果を残せなかった。真夏の滋賀インターハイでは、5000mでライバルとなる留学生たちが1500mを回避するなか、𠮷田は両種目での日本一を狙った。

「日本人の希望を捨てちゃいけない」

全中3000mのチャンピオンで、高1の佐賀国スポでも3000mを制覇。全国で活躍してきた𠮷田だが、現状に満足することなく、常にその先を見据えてきた。
今年6月の日本選手権で5000mに出場(予選18位)した際も、こんなことを言った。

「自分が世代を引っ張っているという自覚はありますが、実際は増子陽太さん(早大1年)がいる一つ上の世代と戦っている意識でいます。増子さんの背中は遠いなと感じましたけど、そうやって感じているうちは、まだ腐っていないと思うので、背中を追いかけていきたいです」

滋賀インターハイの男子5000mでは、北海道内のライバル、ボイ・ビリス(札幌山の手高2年)に勝って二冠を獲得することが目標だった。

決勝レース。一度は離されたが、4200m付近でビリスを捉え、𠮷田が先頭に立った。スタンドから湧き上がる拍手の後押し。しかし「ラストで自分を信じ切れなかった」と、残り200mのスパートでビリスに突き放され、2位となった。

「日本人の希望を捨てちゃいけない。勝たなきゃいけないと思っていたので、申し訳ない気持ちです。とても悔しい」

日本人大会最高記録となる13分36秒34をマークしても、𠮷田は「申し訳ない気持ち」と口にした。そして「夏合宿で自分を追い込みたい」と力を込めた。

25日からSAGAサンライズパーク(佐賀)で行われる日・韓・中ジュニア交流競技会では、日の丸を背負って1500mに出場する。10月には青森国スポ、そして駅伝とレースは続く。
「出し切るレースはできたけど、足りなかった」
インターハイの二冠を逃し、そう語った𠮷田。悔しさを抱えたまま、それでも次のスタートラインに向かう。

文/新甫條利子 写真/宮原和也

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