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2018-08-01

平成30年度全国高等学校体育大会・相撲競技展望 個人は花田、齋藤に注目

「翔べ誰よりも高く東海の空へ――2018(にー・まる・いち・はち)彩る感動 東海総体」相撲競技が8月3日(金)~5日(日)の3日間、静岡県沼津市のふじのくに千本松フォーラム(プラサヴェルデ)で開催される。個人戦は3日に予選、4日に決勝トーナメントで競われるが、高校横綱の称号は誰が勝ち取るのだろうか――

※弘前大会優勝の齋藤大輔(左)、金沢大会優勝の花田秀虎(右)
写真:月刊相撲

個人戦は花田、斎藤が中心か

 選抜、金沢と続けて優勝したのが花田秀虎(和歌山商2年)。185センチ、125キロと均整の取れた体で、休まずに前に攻める相撲。「できるだけ早く大相撲に入って横綱を目指したい」と夢も大きい。近畿大会でも優勝している。 

 早くから期待が大きい齋藤大輔(埼玉栄3年)。190センチ、132キロで、左からの上手投げが得意。弘前で優勝したが選抜は16強、金沢では3位。関東大会では2位。

 鈴木優斗(飛龍3年)は選抜で2位、金沢8強。東海大会優勝。

 3年前の中学横綱神山龍一(埼玉栄3年)は、昨年の十和田大会で左足首を痛めたが、3月から復帰、選抜3位、関東大会優勝。

 金沢2位の春山万太郎(埼玉栄3年)は押し相撲が持ち味。

 川渕一意(金沢学院2年)は、弘前2位。182センチ、180キロの巨体で、県大会決勝では兄・一誠を寄り倒して優勝。
 

 一昨年3位の中村泰輝(海洋3年)は193センチ、165キロ。昨年は16強が最高と冴えなかったが、今年は金沢で3位。弘前3位の山崎勝磨(三本木農2年)は県予選は2位だが東北大会優勝。

 中国大会で優勝したのはモンゴル出身のダワーニンジ(鳥取城北2年)。小1で札幌に来て相撲を習い、わんぱく相撲でも活躍。昨年のアマルサナーに続く、モンゴル出身の高校横綱を狙う。

 ダワーニンジに勝って鳥取予選で優勝したのが鳥取城北1年生の向中野真豪。1年生で鳥取県を制するのは山口雅弘(のち幕内大喜鵬)以来13年ぶり。178センチ、168キロの巨体で、去年の都道府県中学、今年2月の白鵬杯でも優勝。13年前には山口が1年生で高校横綱に輝いている。

 四国大会で優勝したのは、香川県からは初めてとなる白川大貴(高松南3年)。九州大会で優勝したのは城間瑠正(中部農林3年)。

 2年前の中学横綱草野直哉(文徳2年)は県予選で優勝した。

相撲8月号掲載

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