
※10日目、輝を圧倒し、連勝を10に伸ばした関脇御嶽海
写真/月刊相撲
大相撲名古屋場所は初日から稀勢の里、4日目から白鵬、6日目から鶴竜が休場と3横綱がいなくなってしまいました。そして、新大関の栃ノ心まで6日目の相撲で右足親指を痛めて7日目から休場。八角理事長(元横綱北勝海)も「ファンに申し訳ない」と語っていましたが、これにはファンもがっかりです。
そんな中、抜け出したのは関脇御嶽海でした。初日から無傷で白星を並べ、11日目を終わって単独トップ。三役では初めての二ケタ勝利となります。これまでは前半に調子がよくても、後半に連敗することが多かったのですが、今場所は上位が4人も休んでいます。御嶽海より上の番付は、豪栄道と髙安の両大関しかいません。初優勝はほぼほぼ決まりかと思われます。
11日目終了時点で1敗力士はおらず、2敗で追うのが栃煌山と朝乃山です。御嶽海の残り4日の対戦相手は大関2人と平幕2人ですが、この2人を当ててほしいなと思います。ベテランの栃煌山は元関脇の実力者で優勝決定戦進出の経験もあります。朝乃山は今後期待の若手で、組んでも押しても馬力のある相撲が魅力です。3敗力士にも可能性はありますが、優勝はこの3人に絞られたと言っていいでしょう。
その3敗力士は、大関豪栄道、平幕の遠藤、豊山、北勝富士の4人です。横綱が全員休場するような展開なら、大関が頑張らないといけないのですが、最後に豪栄道や髙安には意地を見せてほしいものです。
文=山口亜土
2025-11-24
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