◆ジャパンオープン4日目(6月2日/東京辰巳国際水泳場)
男子100mバタフライは、バタフライの世界トップ選手の競演に。2016年リオ五輪の100m金メダリスト、ジョセフ・スクーリング(シンガポール)、2018年世界ランク200m1位のクリストフ・ミラーク(ハンガリー)に2017年世界選手権200m銅メダリストの瀬戸大也(JAPAN)、4月の日本選手権で100mの派遣IIを突破し初代表となった水沼尚輝(JAPAN)が挑む形となる中、後半で強さを発揮したスクーリングが52秒00で優勝。2位は52秒09で水沼、3位にはユニバーシアード大会代表で水沼のチームメイトである田中優弥(新潟医福大3年)が52秒16で入った。瀬戸は52秒37で6位。
※写真上=男子100mバタフライの上位3選手(左から2位・水沼、優勝・スクーリング、3位・田中)
写真◎小山真司(スイミング・マガジン)
女子200m背泳ぎでは800mフリーリレー代表の白井璃緒(JAPAN)が前半から積極的なレースを展開し、2分8秒88と自己ベストを0秒70も更新。派遣IIには0秒12及ばず悔しさも残ったが、「夏に向けた強化の中で自己ベストを出せたのはよかった」と納得の表情。今大会は200m自由形含め計3種目で自己ベストを更新し、好調ぶりをアピールした。
男子200m平泳ぎでは、世界記録保持者の渡辺一平(JAPAN)が疲れの残る中、序盤から攻め続け、2分7秒87と好記録で優勝。「ラップは思っていた通りに刻めました。2分7秒台が出るとは思わなかったので、よかった」と、世界選手権に向け、手ごたえをつかんでいた。
女子200m平泳ぎでは渡部香生子(JSS)が派遣II突破を目指して攻めるも、わずかに0秒32及ばず。悔し涙にくれたが、来年の東京五輪に向け「泳ぎの感覚は良くなってきているので、あとは固めていくだけ。ユニバーシアード大会には出場するので、まずはそこで頑張りたいと思います」と、前を向いた。
今大会、追加代表として名を連ねたのは、計8名。4月の日本選手権の結果を受け選出済の17名と合わせて計25名の布陣で、7月の世界選手権に挑むことになった。
【女子1500m自由形】
森山幸美(SWANS)16.17.24
【男子800m自由形】
平井彬嗣(郵船ロジスティクス)7.55.37
【女子50m自由形】
大本里佳(JAPAN)25.03
【男子50m自由形】
塩浦慎理(JAPAN)21.91
【女子200m背泳ぎ】
白井璃緒(JAPAN)2.08.88
【男子200m背泳ぎ】
入江陵介(JAPAN)1.56.82
【女子100mバタフライ】
大橋悠依(JAPAN)57.83
【男子100mバタフライ】
ジョセフ・スクーリング(シンガポール)52.00
【女子200m平泳ぎ】
渡部香生子(JSS)2.23.65
【男子200m平泳ぎ】
渡辺一平(JAPAN)2.07.87
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