◆ジャパンオープン3日目(6月1日/東京辰巳国際水泳場)
新たに代表に名を連ねた選手はいなかったが、女子400mメドレーリレー代表の牧野紘子(東京ドーム/大2)が200mバタフライで2分7秒32をマーク(2位)し、見事に派遣II(1国2名世界ランク16位相当)を突破。個人種目の代表権を獲得し、優勝した同種目代表の長谷川涼香(JAPAN)とそろって2年ぶりの世界選手権に臨むことになった。
※写真上=2位・牧野(左)、1位・長谷川は女子200mバタフライで2年ぶりに世界選手権に出場(右は3位の大橋悠依)
写真◎小山真司(スイミング・マガジン)
男子200mバタフライは、2018年世界ランク1位のクリストフ・ミラーク(ハンガリー)が参戦し注目を集める中、実績どおりの泳ぎを披露。ミラークは序盤からレースを引っ張り、終盤も瀬戸大也(JAPAN)、坂井聖人(セイコー)らの追い上げを振り切り、優勝。2位の瀬戸は1分55秒36、3位の坂井は1分55秒78で派遣IIに0秒23及ばず、リオ五輪銀メダリストは2年連続で代表落ちとなった。
女子400mフリーリレーの選考を兼ねた100m自由形では、大本里佳(JAPAN)が54秒18でリレー派遣標準を突破。200m個人メドレーと合わせての世界選手権の出場権を手にした。2位は54秒55で白井璃緒(JAPAN)、佐藤綾(新潟医療福祉大職員)のふたりが同着となった。
また、男女の200m個人メドレーでは世界ジュニア選手権(8月/ハンガリー・ブダペスト)の代表入りに前進した選手が3名出た。女子決勝では、優勝の松本信歩(東京ドーム/学芸大附高2年)が2分12秒85、2位の石原愛依(KSG柳川/柳川高3年)も2分13秒30、男子B決勝では廣島偉来(東京ドーム/淑徳巣鴨高2年)が2分1秒29をマークし、それぞれ代表入りの目安となるジュニアエリートA標準をそろって突破した。
【女子800m自由形】
難波実夢(MGニッシン/天理高2年)8.30.56
【女子50m背泳ぎ】
酒井夏海(JAPAN)28.18
【男子50m背泳ぎ】
松井浩亮(新潟医療福祉大職員)25.48
金子雅紀(イトマン東進)25.48
【女子100m自由形】
大本里佳(JAPAN)54.18※リレー派遣突破
【男子400m自由形】
江原騎士(自衛隊体育学校/フィッツ竜王)3.49.65
【女子200mバタフライ】
長谷川涼香(JAPAN)2.07.26
※2位の牧野紘子(JAPAN)は2.07.32の派遣II突破
【男子200mバタフライ】
クリストフ・ミラーク(ハンガリー)1.54.71
【女子200m個人メドレー】
松本信歩(東京ドーム/学芸大附高2年)2.12.85※Jr.エリートA突破
※2位の石原愛依(KSG柳川/柳川高3年)も2分13秒30のJr.エリートA突破
【男子200m個人メドレー】
砂間敬太(JAPAN)1.58.70
文◎牧野 豊(スイミング・マガジン)
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