※8月のパンパシフィック選手権直前まで米国で練習を積む入江は、100、200m背泳ぎで2位(写真は2017年11月のワールドカップ・シンガポール大会)
写真:Getty Images
欧州グランプリ・カネ大会と同時期の6月7~10日、米国水泳連盟主催のTYRプロシリーズ(全6戦)第5戦が米国西海岸サンフランシスコ近郊にあるサンタクララで行なわれ、日本人選手も出場した。
現在、米国西海岸に練習拠点を置く男子背泳ぎ代表の入江陵介(イトマン東進)は日本選手権前の3月にも今シリーズ第2戦(アトランタ大会)に出場したときと同様、100、200mとも米国の第一人者のライアン・マーフィー(米国の選考会は7月末)と競り合うレースを展開。それぞれ53秒78、1分56秒36で2位とマーフィーには敗れたものの、夏のパンパシフィック選手権に向け、感触を確かめたようだ。
また、昨年のブダペスト世界選手権個人メドレー2冠のチェース・カリシュが(米国)が制した男子個人メドレー(200m=1分57秒64、400m=4分11秒62)には、藤森太将(木下グループ)と丈晴(ミキハウス)の兄弟がそろって出場。
夏のパンパシフィック選手権個人メドレー代表の太将は200mでカリシュ、復活を期すベテラン、ライアン・ロクテ(米国/1分59秒42)に次ぐ3位(1分59秒69)に。また、入場時に4泳法の泳ぐ順番が告げられる200mミステリー個人メドレーでは、バタフライ→クロール→背泳ぎ→平泳ぎが割り当てられた6コースを泳ぎ、2分4秒79で優勝した。
一方の丈晴(ミキハウス)は400m個人メドレーでカリシュに差をつけられたものの4分19秒09で2位、200m個人メドレーは2分1秒86で4位、200mミステリー個人メドレーでは、クロール→バタフライ→背泳ぎ→平泳ぎが割り当てられた3コースを泳ぎ、2分6秒08で2位に入った。
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