※女子100mバタフライでワンツーフィニッシュとなった池江(右)と大橋
写真:小山真司/スイミング・マガジン
●競泳・ジャパンオープン最終日(5月27日/場所:東京辰巳国際水泳場)
最終日は男女ともに日本代表勢の活躍が目立った。
まず、女子では、池江璃花子(日本/ルネサンス亀戸)が「大会前の練習の疲れがきている」という疲労感のなか、50m自由形で24秒47と圧勝すると、続く100mバタフライでも56秒93で今大会、出場した5種目すべてで優勝。「疲れが残る中でも、自分が狙っていた記録に近いレベルで泳げたことが収穫」と、大会を振り返った。

強化練習の疲労が残る中、今大会で5冠を達成した池江
写真:小山真司/スイミング・マガジン
ちなみに、今大会個人メドレー2冠に輝いていた大橋悠依(日本/イトマン東進)は、100mバタフライで2回自己ベストを更新。決勝では、予選でマークした自己ベストを1秒以上更新する57秒94で2位に入った。
勝負として見ごたえがあったのは200m平泳ぎ。渡部香生子(早稲田大)、鈴木聡美(ミキハウス)、青木玲緒樹(ミキハウス)の日本代表3選手が序盤から主導権争いを展開する中、1コースで徐々にペースアップしてきた渡部がラスト50mも見事なスパートを見せ、2分22秒88というハイレベルな記録で制した。

200m平泳ぎで2分22秒台の好タイムを出し、声も弾んだ渡部
写真:小山真司/スイミング・マガジン
男子では、800m自由形(タイム決勝)の最終組で竹田渉瑚(日本/オーエンス)が山本耕平(ミズノ)との競り合いから、ラスト100mでスパートをかけ差を広げて、1500m自由形に続いて2冠達成。
50m自由形では塩浦慎理(日本/イトマン東進)が代表の貫録を見せつけ、日本選手権の記録よりも上げ、22秒15で優勝。中村克は今大会、右手首のケガにより50m自由形の予選のみの出場にとどまった。
200m背泳ぎはこの種目、久々の出場となった萩野公介(日本/ブリヂストン)が100m以降に一気にペースを上げ、1分57秒18で優勝。大会序盤はなかなか調整が上がらず、苦しいレースを強いられたが、前日の200m個人メドレーと合わせて、復調の手ごたえをつかんだ様子で、大会を終えた。

エース萩野も大会3、4日目には調子を上げ、200m背泳ぎできっちり勝ち切った
写真:小山真司/スイミング・マガジン
ちなみに200m背泳ぎで4位に終わった砂間敬太(日本/イトマン東進)は「生まれて初めての経験」とスタートで足裏を滑らせ、完全に出遅れてしまうアクシデントに見舞われたが、最後まであきらめずに追い上げ4位に。「夏には滑らないよう、足裏を鍛えてきます」と周囲を笑わせながらも、初の日本代表として臨む国際大会に向け、泳ぎの面含めてレベルアップを誓った。
大会最終種目の男子200m平泳ぎでは、100mで自己ベストを更新していた渡辺一平(日本/早稲田大)が序盤から積極的なレースを見せ、「後半は身体が動かなかった」というものの、今季ベストの2分8秒30で優勝。「力を出しきれたことが何よりの収穫」と、振り返った。
全種目終了後には、4月の日本選手権で選ばれた計22名のパンパシフィック選手権(パンパック)日本代表の壮行会が実施され、アスリートホストとしてパンパックを盛り上げる北島康介氏も登場。2002年、横浜で開催されたパンパックの100m平泳ぎで優勝した当時の思い出から、代表選手へエールを送った。

今大会に日本代表として臨んだ21選手(今大会、エントリーしなかった入江陵介を含めると22名)。パンパシフィック選手権は同じ、東京辰巳国際水泳場にて8月9日から12日までの4日間開催。またアジア大会(競泳競技)は8月19日から24日までの6日間、インドネシアのジャカルタにて開催される。
写真:小山真司/スイミング・マガジン
なお、今大会の結果も踏まえ、パンパシフィック選手権、アジア大会の追加メンバーを含めた代表選手は、明日28日に発表される予定。
構成◎牧野 豊
★最終日の優勝者
女子1500m自由形 ジェシカ・アシュウッド(豪州)16.22.17
男子800m自由形 竹田渉瑚(日本/オーエンス)7.55.95
女子50m自由形 池江璃花子(日本/ルネサンス亀戸)24.47
男子50m自由形 塩浦慎理(日本/イトマン東進)22.15
女子200m背泳ぎ 彭旭瑋(中国)2.08.50
男子200m背泳ぎ 萩野公介(日本/ブリヂストン)1.57.18
女子100mバタフライ 池江璃花子(日本/ルネサンス亀戸)56.93
男子100mバタフライ 小堀勇氣(ミズノ)51.90
女子200m平泳ぎ 渡部香生子(日本/早稲田大)2.22.88
男子200m平泳ぎ 渡辺一平(日本/早稲田大)2.08.30
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