7月5日、愛知県名古屋市のパロマ瑞穂スタジアムで行われた愛知県選手権マイルリレー(男子4×400mR)で2019年同種目高校ランキング1位の中京大中京高が大会新に迫る快走を見せた。
大会記録まであと0秒04にまで迫る快走を見せた中京大中京高
(右から、鈴木、高橋、小松、稲川)
写真◎中野英聡
パロマ瑞穂スタジアムでは前日に続き東海混成競技大会、県選手権(リレー・長距離)、国体少年の部選考会、そして5日のみの開催となる県高校2・3年生競技会が併催された。
県選手権の男子4×400mRでは、2019年高校ランキング1位の中京大中京高が、鈴木大河(3年)、高橋遼将(2年)、小松健太郎、稲川慧亮(共に3年)のオーダーで快勝。フィニッシュタイマーは、同校を指導する岩崎万知先生が1年生で2走を務めた1993年に樹立した大会記録と同じ、3分12秒44で止まったが、正式記録は3分12秒48で惜しくも届かなかった。
シーズン初戦、しかも午前中のレースとしては好記録だが、「加速がうまくいかずに思っていたほどスピードが出ず、無駄にエネルギーを使ってしまった」(鈴木)、「リラックスして入った分、後半に動くと思っていたが、走りがまとまらなかったし、足がついてこなかった」(稲川)と満足はしていない。4月に肉離れをして出遅れた小松は、「自分のなかでもっと行けると思っていたので悔しい」、ラップのベスト記録に0.1秒と迫る47秒7で走った高橋も、「後半は競る相手がいないなかでまずまず走れたが、前半が遅かった」と、それぞれに課題が見つかった様子だ。
午後に行われた300mでは、2組で2着の桂木大和(2年)が34秒62をマーク。34秒57で2組1着の稲川、34秒69で1組1着の鈴木に割って入った。桂木は「まとまった走りができた」と話しており、今後はマイルメンバー入りが期待される。
まずは学校記録の3分09秒99を超え、秋には一丸となって高校記録(3分08秒32)の更新を目指すという。
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