大迫傑(ナイキ)、桐生祥秀(日本生命)、寺田明日香(パソナグループ)が発足した「日本生命 高校陸上ウィズ・アスリーツ・プロジェクト」が、プロジェクト第二弾として、6月28日(日)に陸上競技に取り組む高校生と、部活動顧問教諭や指導者とともに、オンライン座談会を開催した。
参加者の高校生アスリートとVサイン、寺田明日香(中段左)と桐生祥秀(中央)
オンライン座談会では、高校陸上の現場の現状や本音、顧問や指導者の想いを直接当事者から聞き、プロジェクトの今後の活動に反映していくことを目的に実施された。全国の応募者のなかから、高校生5人、顧問や指導者4人が参加した。
高校生に話を聞いたのは桐生と寺田。現在、部活動に取り組むことのできない高校生からは、「自分の身体を知るためには何が必要ですか?」という質問も挙がった。
桐生は「感覚ってすごく難しくて自分で磨いていくしか方法はないと思います。僕は、ケガすることはダメという前提で、感覚を極めるために負荷の高い練習を行うときがあります。50mだったら40本走って、40本全部自分の感覚通りで走れるか、同じタイムで走れるか。細かいところの感覚を自分で養っていくことが必要だと思います」と回答。
寺田は「こういう走りをしたい、ハードリングがしたいというのが自分のなかにあり、どのように自分の身体を動かしたらいいのかというのを考えながら動かしています。無意識のなかで身体を動かすことが多いと思いますが、どのように意識化させるかをすごく考えています。意識化を繰り返すことで身体のどの部分に負荷がかかるか分かってくると思いますし、練習一つひとつのなかで考えながらやると引き出しが増えてきます」と答えた。
高校生たちはアスリートたちとの交流に期待を寄せている。「このようなアスリートとの交流ができるような機会がほしい」、「アスリートから『こういう考え方があるんだ』というような(新しい発想を得れる)いろいろな話を聞きたい」「アスリートとオンライン上で一緒に練習したりトレーニングを見てもらえる機会がほしい」と語った。
部活動顧問や指導者を対象とした座談会では、大迫と寺田が、今の教育現場や高校生に対して何が必要かを話し合った。
高校陸上部顧問からは「部活動としての練習ができない状況の中で、目的意識のある自律した生徒と、目先しか見えていない生徒とで二極化してしまっている」など、教育者視点からの懸念点が。
大迫は「五輪の延期が決まったとき、切り替えは早くにできました。ピンチはチャンスと捉え、延期の1年はきちんと準備ができる時間にあてられると考えました。今の高校生たちには、現状を受け入れて、そのうえで物事をどういった視点で見るかというところのトレーニングが必要だと感じました」と自身の経験も踏まえ、高校生への想いを述べた。
座談会後、桐生は「普段なかなか接することのない高校生との会話は、自分が考えていたこととは異なる反応もあり、自分自身のためにもなりました」、寺田は「会話をしていくなかで、高校生が求めているものは、選手との交流だったり、トップの選手に何か教えて欲しいだったりとか、双方向でやり取りできる方法だと感じました」とコメント。
顧問や指導者を対象とした座談会に参加した大迫は「部活動が思うようにできない、試合が無くなってしまったという今の状況をどのように乗り越えるか、力を養うのは今しかできないことで、これは陸上競技を引退する学生においても今後の世の中に出たときに役に立つと思います。この状況を逆手にとり、これから活きるスキルを身に着けるお手伝いをできたらと思いました」と高校生の成長に向けた考えを述べた。
寺田は「先生方が向き合う課題として、高校生のモチベーションの変化が激しい中、自分の視野を広げたり、自律するキッカケづくりや保護者の方々との関わり方についてだったり、共通しているなと思いました。指導者や保護者などいろいろな方々と協力をしながら、一緒に高校生のために何ができるか考えていきたいです」と座談会を通じたさらなる可能性を語った。
「日本生命 高校陸上ウィズ・アスリーツ・プロジェクト」 は、今回のオンライン座談会をもとに、大迫、桐生、寺田をはじめとする実行委員会内で次の活動企画につなげていく。また、パソナグループが「ドリームパートナー」に加わったことも発表された。
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