11月25日(日)、宮城県・松島町から仙台市への6区間42.195kmに22チームが出場して全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝)が行われる。優勝争いをするチームと、日本代表実績を持つ選手たちを紹介する。
※写真上=昨年はパナソニックが1区・森田香(右)、2区・渡辺が連続区間賞で流れをつかんだ
前回優勝のパナソニック、同2位のダイハツ、前々回優勝した日本郵政グループが3強と言われている。
パナソニックは森田香織、渡辺菜々美、堀優花が前回、1~3区の3連続区間賞で独走態勢を築いた。「200点」と安養寺俊隆監督も最大限に評価する内容だった。
今季は堀が10000mでアジア大会代表入り。渡辺の成長も著しく国体5000mで4位、森田も日本選手権10000m4位と実績を残した。前回5区区間⒋位の森田詩織の故障による不調はマイナス材料だが、区間賞トリオが1・3・5区に入る。主要3区間トータルでライバルを上回りたい。
ダイハツは3区の松田瑞生が大黒柱だ。大阪国際女子マラソン優勝、日本選手権10000m2連勝、そしてベルリン・マラソンで2時間22分23秒の自己新と、今季は盤石の強さを見せ続けている。過去3年間クイーンズ駅伝ではいまひとつだが、今季は期待できる。しかし、前回5区区間賞の前田彩里が、アキレス腱に痛みが出たため大事をとって欠場する。代わりに日本インカレ5000m2連覇など、立命大時代に大活躍した大森菜月が5区に起用され、その走りが勝敗を左右しそうだ。
日本郵政グループは鈴木亜由子、関根花観、鍋島莉奈の3人が、オリンピックや世界選手権のトラック代表の実績を持つ。関根が主要区間を外れるかもしれないが、鈴木は過去2大会のように直前の故障がなく臨むことができる。鍋島は日本選手権で2連勝し、ダイヤモンドリーグ・ユージーン大会で今季日本最高と、5000mでは今季ナンバーワンの成績を残した。鈴木は北海道マラソンに出場したが、スピードはまったく落ちていない。エース区間2区間合計では、日本郵政グループが一番強力だ。
ダイハツは松田の走りがカギを握る(写真・JMPA)
前々回優勝の日本郵政グループは鈴木(写真)、鍋島、関野とエース格が充実
3強と言われていたが、上述のように3チームとも万全ではない。それに対して天満屋とワコールが、11月17日の中国実業団長距離記録会5000mで好タイムを量産した。
天満屋はマラソンの前田穂南が3区に入り、5区は10000mで代表経験のある小原怜か新人の三宅紗蘭が予想される。小原は10月に故障があり、中国実業団記録会もチーム6番目だった。同記録会でチームトップの三宅が5区を任されそうだ。
3・5区で他チームのエース級に勝つのは難しいが、その2区間での差を小さくできれば、他の4区間をトータルした力は天満屋が一番あるかもしれない。
ワコールも新人の長谷川詩乃が同記録会で15分49秒30の好タイム。1区を任せられればエースの一山麻緒を3区、リオ五輪マラソン代表だった福士加代子を5区に起用できる。長谷川が好位置につけ、一山で優勝争いに加われば、福士のテンションが上がって快走につながるか。
第一生命グループは、3区にリオ五輪、ロンドン世界選手権10000m代表の上原美幸が構える。1区候補の嵯峨山佳菜未と、リオ五輪マラソン代表で5区候補の田中智美が、練習中の5000mタイムトライアルでかなりの好記録で走った。
3強と、それを追うチームの差は、それほどないのかもしれない。
文/寺田辰朗
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