善 武士[東芝]
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ぜん・たけし/1996年8月2日生まれ。熊本県出身。178cm76kg。右投右打。多良木高-東芝。小3で投手として軟式野球を始める。中学時代は軟式野球部で3年時に県4強。高校では1年夏から公式戦に登板。2年秋にはエースとして県優勝、九州大会出場を果たす。3年時は春県8強、夏県16強。卒業後の2015年に東芝へ入社。2年目の16年から頭角を現し、主に先発として公式戦登板。都市対抗、日本選手権の二大大会出場にも貢献した。17年に故障を負い、18年は公式戦登板なし。今年は復活が期待される。高校時代から高い評価を受けてきた最速149㌔の直球が大きな武器。
※写真上=善 武士[東芝]
写真◎ベースボール・クリニック
〈握り方のポイント〉
ストレートの握りから角度を右ななめに少しずらし、球の中心からやや右側を握る。人さし指と中指をそろえ、指の腹で縫い目をしっかりと押さえる。
〈投げ方のポイント〉
ストレートとまったく同じように、腕を縦に振る。球の右側を強く切ることを意識し、リリースでは最後に人さし指で押しながら離れていく感覚。
〈使い方のポイント〉
芯を外して詰まらせたり、バットの先で打ち損じさせる。
〈握り方のポイント〉
中指の人さし指側を縫い目の右端に沿わせる。人さし指と薬指の第一関節をそれぞれ縫い目に掛け、親指でも縫い目を押さえて包み込むように握る。
〈投げ方のポイント〉
一般的には外側へ回転を掛けるが、善投手の場合は直球と同じように腕を縦に振る。手首は外側に曲げた状態で固定している感覚で、そのまま腕を強く振ると球が指3本の上を滑ってスッと抜ける。
〈使い方のポイント〉
左打者の外角へ逃げるような軌道で、泳がせて凡フライにさせたり、低めに引っ掛けさせて内野ゴロに打ち取る。空振りを狙うときには、手首を真っすぐ立てた状態で、リリース時に上から少しかぶせるように指3本で横回転をかけ、真下に落ちる軌道にする。
ストレート
文◎ベースボール・クリニック編集部
(この記事はベースボール・クリニック2018年6月号掲載『球道自在』の内容を再編集したものです)
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