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2020-10-23

スタミナアップのお勧めは「時間走」! 『ランニングマガジン・クリール』12月号特集は「持久力アップの法則」。

気温が徐々に下がり、たくさん走ってスタミナをため込むには最適な季節がやってきました。『ランニングマガジン・クリール』12月号では、「持久力アップの法則」と題して、将来のマラソン出場に向けて、持久力向上へのアプローチ方法を紹介しています。

設定時間内を「走り続ける」 

 皆さん、持久力アップをいえば、真っ先に思い浮かぶのは30km走などの「距離走」ではないでしょうか。しかし、距離を追う練習は心身ともにハードというイメージもあるはず。それに、そもそもの距離を追う土台がないのに無理に続けると、疲労がたまり、故障にもつながりかねません。 

 そこで、編集部から提案したいのが「時間走」です。90分、2時間などと、単純に走る時間を決めて、その時間内を走り続けるというトレーニングです。時間走というとLSD(ロング・スロー・ディスタンス)を思い浮かべる人もいるかもしれませんが、編集部が勧める時間走は、LSDよりも速く、とはいえ、その設定時間を走り続けられるだけのペースで走り続けるというものです。 

 この「時間走」の良さは、距離走のような心身への負担が少ないので、何より「継続してできる」ということ。それがつまり「スタミナアップにつながる」ということになるのです。実業団選手のなかでも実際に、距離走では疲労がたまり記録が頭打ちになっていたところ、時間走に切り替えて記録が伸びるようになったというランナーもいるのです。 

 特に、いつも「距離を追ってしまいがち」「ペースを追ってしまいがち」というランナーには、ぜひ取り組んでもらいたい練習法です。本誌ではリスタートランニングクラブの石川哲行、片岡純子両コーチのアドバイスで、時間走のメリットや実践方法を詳しく紹介しています。

時間走と距離走とを、うまく使いわけることも走力向上につながります(写真/BBM)

月に1、2回、週末の2日間を頑張る!


 もう1つ、走力アップにつながるものとしてお勧めするのが、週末2日間で強度の高いトレーニングを行う「セット練習」です。解説をしてくれた元日本代表、平塚潤コーチ(城西大学准教授)と松尾和美コーチ(CHIBA RUNNERS.m代表)は、ともに、「コロナ禍でレースがなかなか走れないこの時期だからこそ、頑張る週末を月に1、2回でもつくることが大切です」といいます。2コーチには、初心者レベルからサブ3レベルまで実用できる、週末セット練習の基本と、お勧めの練習方法を紹介してもらいます。 

 理論編として登場するのは、「タバタトレーニング」で世界的に知られる、立命館大学教授の田畑泉先生。持久力向上を決める要素の解説はもちろん、持久力をアップさせたいランナーのための、お勧めの「タバタトレーニング」を紹介しています。1セット4分間と短時間でできるものではありますが…。ぜひ、挑戦してみてください。

https://www.amazon.co.jp/%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%8B%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%9E%E3%82%AC%E3%82%B8%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%AB-2020%E5%B9%B4-12-%E6%9C%88%E5%8F%B7-%E6%8C%81%E4%B9%85%E5%8A%9B%E3%82%A2%E3%83%83%E3%83%97%E3%81%AE%E6%B3%95%E5%89%87/dp/B08KWX7YKL/ref=zg_bs_13384351_17?_encoding=UTF8&psc=1&refRID=4K83WRHPF649PN94B2PS

https://www.bbm-japan.com/article/detail/10005

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