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2020-10-27

【アメフト】シルバースター雪辱 苦杯嘗めさせられた富士ゼロックスに完封勝ち X1エリア

【シルバースター vs 富士ゼロックス】第4Q、アサヒビールの新人DL並木琢朗がQBサックを決めた。アグレッシブな好プレーが光った=撮影:北川直樹

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アメリカンフットボールのXリーグ「X1エリア」が10月25日(日)に富士通スタジアム川崎で開幕した。初戦は、アサヒビールシルバースターと富士ゼロックスミネルヴァAFCが対戦し、シルバースターが富士ゼロックスを完封で破った。


アサヒビールシルバースター○24-0●富士ゼロックスミネルヴァAFC
(2020年10月25日、富士通スタジアム川崎)

 昨年と同じカードとなった、開幕戦。1年前は富士ゼロックスが創部史上初めてシルバースターに勝って話題となった。今年、富士ゼロックスが連勝するのか、シルバースターが雪辱を果たすのかが注目された。

 シルバースターのオフェンスから始まったが、オフェンスの最初のプレーでボールをファンブルロストしてしまう。しかし、好ポジションを手に入れた富士ゼロックスも、得点に結びつけられなかった。試合が動いたのは第1クオーター(Q)終盤、シルバースターがK梅垣光理のフィールドゴール(FG)で先制すると、QB出口孔一の独走ラン、さらに主将・QBの安藤和馬から南賢人へのロングパスで、2本のタッチダウン(TD)を決め、前半を17-0で折り返した。

 富士ゼロックスは、QB鈴木貴史、高橋遼平のパスに加えてエースRB広澤達也がランとパスキャッチで奮闘したが、シルバースターのアグレッシブな守備の前に苦戦。ラン・パスともに手詰まりで、得点することができなかった。シルバースターは、第4QにRB末廣克貴がエンドゾーン中央に飛び込みTD、24-0として試合を決めた。

 新型コロナウイルスの影響を受けて練習開始時期が遅れたこともあり、両チームともボールまわりのミスが目立った。ターンオーバーを許した回数は、勝ったシルバースターが3、富士ゼロックスが4。シルバースターは、攻め込みながらボールを失うなどオフェンスに課題が残る試合だった一方、昨季慶應大で主将を務めた、新人・並木琢朗がQBサックを決めるなど活躍した。今季18人加入したというルーキーたちの生きの良いプレーは、明るい材料だった。

 アサヒビールシルバースター・有馬隼人HCのコメント

 短い準備で仕上げてきたが、ディフェンスの頑張りがあって勝利につながったと思う。昨年負けた相手だったが、特に借りを返す云々ではなく、自分たちがしっかりとすべきことにフォーカスして取り組んできた。
 オフェンスは、 QBとWR、RBの細かいズレからミスが多かったが、試合で出ないように仕上げていくのが今後の課題。具体的な得点とか点差は意識せず、今日失敗したことを次の試合までに克服して、成功に導くという点を徹底していく。

【写真・文/北川直樹】

【シルバースター vs 富士ゼロックス】第2Q シルバースターのDB岸本佑が、富士ゼロックスのパスをインターセプト=撮影:北川直樹
【シルバースター vs 富士ゼロックス】第2Q シルバースターのDB岸本佑が、富士ゼロックスのパスをインターセプト=撮影:北川直樹


【シルバースター vs 富士ゼロックス】スターターQBを務めたシルバースター出口孔一は、ラン5回115yds、パス16回4回成功27yds獲得。第1Qに76ydsの独走TDを挙げた
【シルバースター vs 富士ゼロックス】スターターQBを務めたシルバースター出口孔一は、ラン5回115yds、パス16回4回成功27yds獲得。第1Qに76ydsの独走TDを挙げた=撮影:北川直樹


【シルバースター vs 富士ゼロックス】=撮影:北川直樹
【シルバースター vs 富士ゼロックス】サイドラインで選手に指示を出す、アサヒビール有馬隼人HC=撮影:北川直樹


【シルバースター vs 富士ゼロックス】富士ゼロックスRB廣澤達也は、ラン5回28yds、パスキャッチ2回21ydsとゼロックス攻撃の主軸として奮闘したがTDを奪うことはできなかった=撮影:北川直樹
【シルバースター vs 富士ゼロックス】富士ゼロックスRB廣澤達也は、ラン5回28yds、パスキャッチ2回21ydsとゼロックス攻撃の主軸として奮闘したがTDを奪うことはできなかった=撮影:北川直樹










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