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2020-11-05

【高校駅伝】神村学園高が1時間06分04秒の国内国際高校新記録で優勝「もう一度、全国優勝をと1年間やってきた」

神村学園高のメンバー

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全国高校駅伝の鹿児島県大会が鹿児島県指宿市営陸上競技場発着のコースで行われ、女子は神村学園高が1時間06分04秒と昨年同校が樹立した大会記録を28秒上回って5年連続27回目の全国出場を決めた。1時間06分04秒は、国内国際高校新記録。

3区間で区間新、2位に5分25秒差の圧勝

神村学園高は一昨年の都大路で優勝し、連覇に挑んだ昨年は仙台育英高(宮城)に敗れて2位だった。「もう一度、全国優勝をしようと1年間やってきた」と有川哲蔵先生。

全国準優勝メンバー全員が残っているが、県予選で1区を任されたのは、前回補欠だった久保心優(2年)。前週の全国高校大会3000mで3位に入っており「安定感がある」と有川先生が信頼を寄せる2年生だ。1区中間点の手前で2位以下を突き放すと、19分25秒で2区の黒川円佳(3年)にタスキをつないだ。

3区のキャプテン・中須瑠菜(3年)が3kmを9分13秒、4区の木之下沙椰(3年)が同9分09秒、アンカーのバイレ・シンシア(3年)が5kmを15分10秒とそれぞれ区間新記録の快走で2位の鹿児島女高に5分25秒の差をつけて圧勝した。

男子は鹿児島実高が2年連続出場


鹿児島実高の1区を務めた徳丸(3年)は区間新をマーク

男子は鹿児島実高が2時間06分13秒で2年連続51回目の全国出場を決めた。1区の徳丸寛太(3年)が29分15秒と、同校先輩で全国優勝メンバーの市田孝(旭化成)が持つ区間記録を11年ぶりに更新。全区間で一度もトップを譲らずに昨年を1分以上、上回る好タイムで優勝した。

昨年の都大路は43位だったが、「今年は2年生も力をつけてきて、全国入賞も狙いたい」と上岡貞則先生。今大会はエースの砂川大河(3年)を故障で欠いたが、全国までに間に合えば戦力は充実している。


陸上競技マガジン 11月号 | BBMスポーツ | ベースボール・マガジン社

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文・写真/新甫條利子

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