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2018-08-07

[野球食]朝食でしっかりエネルギーをミニトマトとじゃこのチーズトースト

海老久美子(管理栄養士、公認スポーツ栄養士)

◎主食

<材 料>(球児1人分)
・フランスパン……120g
・ミニトマト……6個
・ちりめんじゃこ……10g
・ピザ用チーズ……40g
・にんにく……1片
・オリーブオイル……大さじ2
・好みでチリペッパーソース、こしょうなどの香辛料

<作り方> 約20分
1)フランスパンを薄く切る。
2)ミニトマトを三等分に薄切りにする。
3)にんにくを薄切りにする。
4)ピザ用チーズを(1)に乗せ、その上に(2)と(3)、じゃこを乗せ、オリーブオイルと好みでチリペッパーソースやこしょうをかけ、オーブントースターで焼く。

<Point!>
! 具材は好みで、ツナ、コーン、ハムなどをプラスしてもOK。
! 調味用に、バルサミコ酢、レモン汁を加えてもおいしい。
! 大きなサイズにするならフランスパンをブールなどの種類に。

<栄養量>(球児1人分)
エネルギー 760kcal
タンパク質 25.5g
脂質    48.4g
糖質    76.9g
カルシウム 335mg
鉄     1.7mg
カロテン  1118μg
ビタミンA 214μg
ビタミンB1 0.20mg
ビタミンB2 0.27mg
ビタミンC  33mg
食物繊維   4.7g

<Pickup栄養素>
β-カロテン
β-カロテンは、体内でビタミンAに変わるとともに、夏の球児の体を守るために必要な抗酸化作用や免疫を増強する働きがある。

食欲の落ちやすい夏場には
朝食がカギを握る

 湿度と気温の上昇に比例するかのように、食欲は下降線をたどりやすい。本番の夏に食欲を落とすことは、球児にとって大きなマイナスだ。

 1日の最初の食事である朝食をしっかり食べられるようにしておけば、血糖値の上がり下がりがスムーズになり、自然とお腹が空く周期がやってくる。球児の食欲維持のカギを握る朝食対策として今回のレシピを考えてみた。

 小魚のじゃこは栄養密度が高く、優秀なカルシウム源でもある。さらに、チーズでもカルシウムアップする。

 ミニトマトは、普通のトマトの倍近いβ-カロテンを含んでいる。色は赤いが、立派な緑黄色野菜だ。

 ハード系のフランスパンは食べにくいかもしれないが、トーストするとカリカリサクサクした歯応えになる。種類の違いによるパンのおいしさを感じてほしい。
 

《PROFILE》
海老久美子(えび・くみこ)
立命館大スポーツ健康科学部副学部長。管理栄養士、公認スポーツ栄養士、博士(栄養学)。全日本野球協会医科学部会委員。JOC強化スタッフ。ジュニアからトップまで、各種目のアスリートへの実践的な栄養教育・サポートを実施。著書に『野球食』『野球食Jr.』『野球食のレシピ 』『女子部活食』(小社刊)などがある。

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