アメリカンフットボールの「Xリーグ」は、12月1日、横浜スタジアムで、下位「X1エリア」の優勝戦を行なった。アサヒ飲料チャレンジャーズ(レギュラーシーズン6勝・1位)とアサヒビールシルバースター(同4勝2敗・2位タイ)が対戦し、シルバースターがアサヒ飲料に競り勝ってX1エリア優勝を決めた。シルバースターはトップリーグの「X1スーパー」昇格をかけて、ノジマ相模原ライズと入れ替え戦(12月22日、富士通スタジアム川崎)を戦う。
事前の予想通り点の取り合いとなった1戦、シルバースターが辛うじて逃げ切った。
先制したのはシルバースター。第1クオーター(Q)最初のオフェンスでQBケダリアス・ハンフリ―ズが5回連続でパスを成功させゴールに迫り、K梅垣光理がフィールドゴール(FG)を決めた。アサヒ飲料も直後のドライブでK加藤拓海がやや距離のあるFGを決めて同点に。
第2Q2分、シルバースターはQBハンフリ―ズがWR戸倉和哉にTDパスを決めて10-3とするが、アサヒ飲料も9分にQBギャレット・サフロンからWR亀山暉にパスが決まり、再び追いついた。しかし直後のキックオフで、シルバースターは柳澤拓弥が87ヤードのキックオフリターンTD、17-10で後半へ折り返した。
後半は点の取り合いとなったが、シルバースターが31-24とリードして迎えた第4Q8分、アサヒ飲料はQBサフロンが自陣で痛恨のインターセプトでターンオーバー。シルバースターは着実にボールを前進させK梅垣のFGでリードを10点とする。残り1分で10点差、勝負はついたかと思われたが、アサヒ飲料はQBサフロンが執念のキャッチアップオフェンス、わずか23秒でパスTDを奪った。
残り37秒からのアサヒ飲料のキックオフ。オンサイドキックは、殊勲のインターセプトのシルバースターDB榎本雄気がしっかり確保、アサヒ飲料の望みを断ち切った。
開幕戦で富士ゼロックスミネルヴァAFCに競り負け、第2節では、この日戦ったアサヒ飲料に6-28で完敗。有馬隼人ヘッドコーチ(HC)が急きょオフェンスコーディネーターも兼任するなど、異例のシーズン中の体制変更を行なったシルバースター。
有馬HCは「シーズン中の変更は大変なチャレンジだった。第3節の名古屋サイクロンズ戦はわずか2日の練習で挑んだ。失敗してもおかしくなかった」と述懐する。LBの横尾拓二主将も「あの2連敗は、このチームの悪い部分が全部出た。しかし、あれがなかったら、逆にここまで来られなかったと思う」と話す。
幸いなことに、このタイミングでQBハンフリ―ズの出場が解禁となり、オフェンスの得点力が一気に改善。さらに調整不足だったRBジョナ・ホッジスも、試合を重ねるごとに本来の動きを取り戻した。この試合で貴重なパスキャッチを連発したWR戸倉やLB横尾ら、ベテラン勢も奮闘し、チームはどん底から這い上がり、連勝を重ねた。
この日の試合後、低迷が続いたチームを、長年に渡り支援してきた泉谷直木オーナー(アサヒグループホールディングス取締役会長)に勝利を報告し、喜びの記念撮影をしたシルバースターの選手たち。だが「日本のフットボール界の輝ける星」の本当の復活は、3週間後のノジマ相模原戦に勝ってからだ。それはチームの誰もが分かっている。【写真・文:小座野容斉】
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