
関東大学アメリカンフットボール1部T O P8の第5節の2試合が、10月27日に行われ、明大が法大を10−7、早大が立大を44−20で下した。26日に行われた中大―日体大は、43−12で中大が勝った。早大は次節の法大に勝てば、最終節を待たずに甲子園ボウルをかけた東日本代表校決定戦への出場が決まる。
写真上:早大のエースWRブレナン翼は、第4Qに立て続けに2本のTDパスをレシーブした
早大が立教大を下して全勝を守り、次節の法大戦に勝利すれば、2年連続のリーグ優勝が決まる。
前半、ランが進まず、インターセプトを喫するなど、攻撃がつながらない早大は、2つのF Gで立大に0―6とリードを許した。F Gで追い上げた後、前半終了間際にQ B柴崎哲平からW R小貫への35ヤードT Dパスが決まり、10−6と逆転に成功した。

前半終了直前、QB柴崎からWR小貫に35ヤードのTDパスが決まる
後半、感覚を取り戻した柴崎とW Rのブレナン翼とのホットラインが機能し始める。ランとパスのバランスよくなり、得点を重ねた。柴崎はQ Bサックを3回受けながらも、パスで3T D、271ヤードを獲得した。

早大ラン攻撃の中心RB広川耕大は、139ヤード、1TD
試合終了直前には、K高坂將が55ヤードのF Gを決めて、立大を突き放した。

試合終了間際に55ヤードのFGを決めた高坂(写真は前半のもの)

4Q、立大のRB荒竹悠大が7ヤードのTDランを決めて、20-13と追い上げた
エースQ Bの西本昊を前節の負傷で欠いた明大は、2年生の桜井太智がオフェンスをリードした。しかし、緊張から攻撃を有効に組み立てられず、ダウンを更新できないシリーズが続いた。
前半、法大に攻め込まれながら、ディフェンスが2つのターンオーバーでしのぎ、1タッチダウン(T D)に抑えて0−7で折り返した。攻撃時間は、法大の15分36秒に対して、わずか8分24秒だった。

明大の攻撃をリードした2年生QB櫻井
第3クォーター(Q)、渡邊圭介の76ヤードのキックオフリターンでつかんだチャンスを、ワイドレシーバー(W R)嘉本健太郎からQ B櫻井へのスペシャルプレーでT Dを奪い、同点に追いつくとともに、モメンタムを引き寄せた。

3Qの最初のシリーズで、WRからQBへのスペシャルプレーが決まり、QB櫻井がTDパスレシーブ

キックオフリターン、パントリターンで活躍した渡邊
続く攻撃シリーズのフィールドゴール(F G)で勝ち越すと、法大の最後の攻撃をインゴールのインターセプトでしのぎ切った。

試合終了直前、逆転を狙った法大のパスをインターセプトする村田幹太
法大は、獲得ヤードで明大を100ヤード以上も上回りながら、攻め込みながらの2つのインターセプト、2つのファンブルロストで、流れをつかみきれなかった。
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