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2021-02-08

【プロレス】丸藤正道とKENTAが60分フルタイムドローの激闘 2008年10月25日 、NOAH武道館

直前に丸藤正道が世界ジュニア、KENTAもGHCジュニアを奪取して、ダブルタイトルマッチとなった

KENTAと丸藤正道の対戦が2年ぶりに実現。NOAHで初めてとなる60分の激闘は後世に語り継がれる名勝負となった。

 2008年10月25日、NOAH武道館で史上初となるGHCジュニア&世界ジュニアのダブルタイトルマッチがおこなわれた。GHCジュニア王者はKENTA。世界ジュニア王者は丸藤正道。2年前に「プロレス大賞」ベストバウトの熱戦を繰り広げた切り札カードが武道館のメインイベントで再び実現した。

 試合を裁くのは和田京平レフェリー。両者は序盤から激しくやり合い、丸藤はコーナーのKENTAを場外にボディースラムで投げ、2年前は互いに負傷した鉄柵越えケブラーダも敢行。KENTAも気迫を込めた打撃で対抗して、時間はあっという間に過ぎていく。

 ほとんど固め技を使用せずに両者は常に動きっぱなし。KENTAのgo2sleepでも、丸藤のポールシフトでも3カウントが入らない極限の攻防は、最終的に60分フルタイムドローという結末で終わった。

 NOAHでは初めてとなる60分の激闘。試合後、KENTAは「今の自分にできることを100%出した。お客さんの声援が一番。ケンタ!って声があったからこそ、60分っていう未知の世界に行けた」と語った。丸藤も「60分あっても勝てなかった。勝てないってことはまだまだオレたちは発展途上だってこと」とさらなる進化を予告していた。


 この一戦後、両者のシングルは2010年6&12月、2012年7月、2013年7月、2018年9月と実現。現在は丸藤がNOAH、KENTAが新日本で闘っており、両団体の交流はない。再び交わる時は来るのか――。

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