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2021-02-18

【プロレス】全日本女子・アジャコングがJWP・ダイナマイト関西との頂上決戦を制す! 1993年8月25日、日本武道館

全女武道館大会のアジャコングvsダイナマイト関西のWWWA世界シングル選手権

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1993年8月25日、全日本女子プロレスが日本武道館大会を開催。同会場での大会はクラッシュギャルズブームに沸いた1985年8月22日以来8年ぶりだった。

 当時の全女は1992年7月、FMW勢の乱入をきっかけに始まった団体対抗戦路線へ突入。対抗戦の波はジャパン女子が分裂して旗揚げされたJWP、LLPWにもおよび、1993年4月に横浜アリーナで女子プロレス史上初のオールスター戦を開催。対抗戦ムーブメントの中で「武道館女王列伝」はおこなわれた。

 全試合が団体対抗戦。その中でも注目はシングルマッチ4試合。口火を切ったのは全女・井上貴子vsJWP・キューティー鈴木のアイドル対決だった。

 両者は華麗さよりも意地の張り合いを選択。最後は貴子が強烈な右ストレートから初公開となる後頭部へのダイビング・ニーで3カウントを奪った。


 全女の井上京子はLLPWの神取忍と異次元対決。シリアスな相手でも明るく華やかな京子ワールドを貫徹したが、最後は藤原喜明直伝の腹固めで敗北。勝敗上では負けたが「最後の最後まで“いつもの井上京子”で押し通せた部分では私の勝ち」と語っていた。

 セミファイナルはオールパシフィック王者の全女・北斗晶がLLPW・風間ルミの挑戦をノーザンライトボムで退け防衛。試合後には神取を呼び出し「はっきりさせようじゃないか。12月、両国でどうだ?」と一騎打ちの舞台を設定した。

 メインはWWWA世界シングル王者の全女・アジャコングがJWPのダイナマイト関西と頂上決戦に臨んだ。試合は好勝負となり、最後は雪崩式水車落としで勝利。互いを認め合った両者は以降、団体を越えたライバル関係になっていった。

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