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2021-02-25

【プロレス】武藤敬司がNOAH所属初戦で清宮海斗との前哨戦を制し「まだ安牌の域は脱していない」

挑戦者の清宮海斗(左)とGHCヘビー級王者の武藤敬司

 2月24日、NOAHが後楽園ホール大会を開催。メインイベントでは2月15日にNOAHに入団したGHCヘビー級王者の武藤敬司が3・14福岡国際センターで挑戦してくる清宮海斗との前哨戦を制した。

 NOAH所属として初戦の武藤は丸藤正道&田中将斗とのM'sアライアンスで登場。清宮&潮崎豪&稲葉大樹との6人タッグマッチに臨んだ。

 早速、武藤vs清宮が対峙。清宮が腕を取りに行くが、武藤がテイクダウン。足を取りに行く。清宮も脱出し、腕攻め。武藤も脱出し、ヘッドロックで捕獲する。

 清宮はロープに飛ばして脱出するとリープフロッグ、バックエルボー、エルボードロップでカウント2。ヘッドロックでやり返す。武藤はロープに押し込み脱出すると、首投げからフラッシング・エルボー。これをかわした清宮がスリーパーで捕獲。

 なんとか脱出した武藤に、清宮がフロント・キック。ならばと武藤はドラゴンスクリューを狙うが、清宮が回避し再びヘッドロック。武藤はバックドロップでようやく脱出する。

 中盤には清宮がエプロンの武藤に突っかかるも、すぐに反撃の低空ドロップキックを食らう場面も。

 武藤はその流れからドラゴンスクリュー、足4の字固めで捕獲。潮崎&稲葉がカットとして難を逃れた。

 その後にも武藤vs清宮のマッチアップがあり、清宮がブーメラン・フォアアーム、ミサイルキック、ジャーマンと攻勢。タイガー・スープレックス・ホールドを踏ん張られるとジャーマンで投げたが、直後にシャイニング・ウィザードを被弾。清宮は稲葉にタッチ。

 武藤は稲葉の奮闘を耐えて、丸藤の虎王、田中のスライディングD、シャイニング・ウィザードとたたみ掛け。これは潮崎のカットが間に合ったが、ダメ押しのシャイニングで稲葉から3カウントを奪取した。

 試合後、武藤は清宮に見せつけるようにベルトの汚れを「フー、フー」と吹き落とした後、手でベルトを磨いてバックステージへ。その後ろ姿に、清宮が「武藤選手、もしアナタが神様だとしても、オレは負けることができない。オレがNOAHの未来だから!」とマイク。これがエンディングとなった。

 試合後の武藤は「正直、まあこの前も麻雀に例えて言ったけど、まだ安牌の域は脱していないというか。この牌は通るかな、通らないかな、通ったらハネ満以上ツモれるな…そこまで危険な感じがまだしねぇよなー。

 ある意味、潮崎戦でチャンピオンになって、もしかしたら若干ね、燃え尽き症候群というかさ、清宮じゃ、なんかな…潮崎以上の脅威というかさ、そういうのをもっと…もっともっと彼のエネルギーをね、溜めて向かってきて欲しいというか。実はNOAHの一員になったからね。

 わかるよ。清宮は期待の星っていうのはわかるんだけど、もっと彼もスピーディーに成長してほしい。まぁ、タイトルマッチまでそんなにねぇからな。オレもNOAHの一員として親切丁寧に彼を潰しに行きますので。以上です」と語っていた。
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