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2021-03-05

【女子プロレス】宝城カイリが涙のワールド王座初戴冠「安川惡斗のためにも、世IV虎さんのためにもスターダムを守ります」 2015年3月29日

宝城カイリがワールド・オブ・スターダム王座初戴冠

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今年10周年を迎えたスターダムの3・3武道館大会開催を記念して、同大会の過去の特集をお届けする。宝城カイリ(現・カイリ・セイン)が新王者となった2015年3月29日のスターダム後楽園ホール大会を振り返る。

 2015年3月29日、スターダム後楽園ホール大会では、第5代ワールド・オブ・スターダム王座決定トーナメントがおこなわれた。


 同王座は同年2・22後楽園にて世IV虎が安川惡斗との一戦で王座はく奪となり、この日、あらためて第5代王座が紫雷イオ、木村響子、宝城カイリ、彩羽匠という4選手によるトーナメントで争われることに。

 全試合開始前には世IV虎との一戦で負傷欠場中だった安川が1カ月ぶりにリングに立って「10月にムキムキにして帰ってくる」とマイクで宣言。1回戦はカイリが木村に、イオが彩羽に勝って、それぞれ決勝進出を決めていた。

 試合は互いの命を燃やすような熱戦となる。最後はカイリが得意のダイビング・エルボードロップで3カウントを奪取。逆境を乗り越える新しい輝きが誕生した瞬間だった。

「自分がやるしかない。本当にプロレスとスターダムと仲間が好きだと気づいたので(涙)。スターダムを守ります。惡斗のためにも、世IV虎さんのためにも守ります」

 カイリは2・22後楽園の世IV虎vs惡斗の一戦をきっかけに変わった。惡斗とカイリは同期。凄惨な一戦で揺れるスターダムに希望溢れる赤いベルトの新王者が誕生した。

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