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2021-03-12

【プロレス】鈴木みのるとの約16年ぶりの一騎打ちを控えて…KENTAの脳裏によぎった天龍さんとの“酒席”

05年8月、NOAHでの鈴木とのシングル。KENTAが強烈な蹴りを見舞う

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新日本プロレス「NEW JAPAN CUP2021」は1回戦を終えて、3・11松山大会から2回戦に突入。3・13名古屋大会では、3・6大田区大会で優勝候補のオカダ・カズチカを下した鷹木信悟と後藤洋央紀の一戦、そして鈴木みのるvsKENTAの2試合がおこなわれる。

 KENTAは3・6大田区の1回戦で、ジュース・ロビンソンを撃破。一つ前の試合で鈴木が2回戦進出を決めていたこともあり、試合後のバックステージでは鈴木軍の“ボス”について言及した。

「久しぶりだな、(シングルで)やるの。知ってる人も、知らない人ももちろんいると思うんだけど、一回、ほかの団体でやってるんだよ、シングルマッチ。でも、あんときオレ、体調が…本調子じゃなかったんだよ。なんで本調子じゃないかわかる? 天龍(源一郎)さんに前日、飲まされた! メッチャ調子わるかった(苦笑)。オレもあれから年を重ねて、自分なりのいまのスタイルでやってて、楽しみじゃん。天龍さんに会わなければ、つぎ必ずいい体調で迎えられるよ」

 鈴木とKENTAは、2005年8月27日、NOAH・ディファ有明大会でシングル対決をおこなっている(鈴木が15分19秒、スリーパーホールドで勝利)。じつに約16年ぶりの一騎打ち。この間の、とくにKENTAのレスラー人生は激動で、アメリカマットを経て’19年7月から新日本に参戦。16年前は相手にガンガンと打撃をぶち込んでいく向こう見ずなファイトを展開し、それこそ天龍さんをして「あんな闘いをしていたら2年で潰れる」と言わしめたほど。しかし、本人が語っているように、負傷の影響等もあり、いまはかつてとは少しばかり異なるファイトスタイルを見せている。人を食ったようなコメントと合わせて、個性派揃いの新日本マットの中でも特異な存在感を放っている。

 KENTAが口にしている16年前の「前日」には、静岡・駿河大会が開催されており、メインイベントの6人タッグマッチで天龍さんとKENTAは対戦している。KENTAの言葉通りならば、大会後に天龍さんと酒席を共にし、翌日までお酒が残るほどに痛飲したことになる。“二日酔い”の状態で鈴木と対峙したあのときから16年。たぶん、おそらく…いや絶対に、今回は「前日」に天龍さんと遭遇することはないと思われるので、いまの2人を存分にぶつけ合う闘いが期待される。

<週刊プロレス・市川 亨>05年8月、NOAHでの鈴木とのシングル。KENTAの強烈な蹴りを見舞う05年8月、NOAHでの鈴木とのシングル。KENTAが強烈な蹴りを見舞う

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