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2021-03-15

日本学生ハーフマラソン2位の鈴木芽吹。駒大勢7大会連続のユニバー代表を決めた「伝統の力」

日本学生ハーフで2位となり、8月のワールドシティゲームス代表に内定した鈴木。駒大勢としては7大会連続となる(写真/田中慎一郎)

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3月14日、第24回日本学生ハーフマラソン選手権が東京・立川市の陸上自衛隊立川駐屯地で開催された。8月に中国・成都で開催されるワールドユニバーシティゲームス(ユニバーシアード)の代表選考会を兼ねた今大会、鈴木芽吹(駒大1年)が1時間03分07秒の2位でフィニッシュ。駒大勢としては、7大会連続のハーフマラソン代表となった。

 向かい風のラスト勝負を決意

 フィニッシュまで残り500mあまり。トップの鎌田航生(法大3年)、国学院大の島﨑慎愛、藤木宏太(共に3年)が通過し、鈴木芽吹(駒大1年)が4番手で続いた。8月に中国・成都で開催されるワールドユニバーシティゲームスのハーフマラソン代表選考を兼ねた今大会、このままでは上位3位以内に与えられる内定は得られない。

 強風に抗い、顔をゆがめながら最後の力を振り絞る。1時間03分00秒で優勝した鎌田に続いて、7秒遅れの2位でフィニッシュ。3位の島﨑、4位の藤木を1~2秒差でかわし、2020年度の全日本大学駅伝、箱根駅伝二冠に貢献したスーパールーキーが代表権を勝ち取った。


日本学生ハーフのトップ3名。左から鈴木、鎌田(法大)、島﨑(国学院大) 写真/田中慎一郎

「ラストのコーナーを曲がったところでは5番手くらいだったので、自分でも『無理かな』と思っていました。ただ、思ったよりゴール地点まで距離が長く、向かい風が強いなか、前の選手たちの脚が止まっていたので、もしかしたらチャンスがあると。あきらめずにスパートして最後に抜くことができました」

 その背景には勝機をうかがう冷静な計算が働いていた。

「追い風より向かい風の方が周りよりも動いている感じがして、ラストは向かい風になので、そこで勝負しようとずっと考えていました」

文/石井 亮

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