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2021-03-22

【プロレス】反選手会同盟が解散! ファンキーエキスプレスとの敗者ユニット吸収マッチに敗れる

潔く敗者ユニット吸収を受け入れた齋藤彰俊

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 3月21日、NOAH後楽園大会で“ファンキーエキスプレス”モハメドヨネ&谷口周平vs“反選手会同盟”齋藤彰俊&井上雅央の「敗者ユニット吸収マッチ」がおこなわれた。

 3・7横浜で“ファンキーエキスプレス”が始動。これまで朴訥だった谷口が身も心も陽気に生まれ変わり、ヨネとともに新しい軍団を結成させたのだが、その前に立ちはだかったのが、NOAHきっての硬派集団“反選手会同盟”だった。

 彰俊は「おい、谷口! そんな髪型とそんなコスチュームでいいのかオマエ!? こっち来いよ」と硬派への更生を促す。すったもんだの末に「敗者ユニット吸収マッチ」としてしのぎを削ることになった。

 彰俊にとって反選手会同盟(のちの平成維震軍)は、1990年代の新日本プロレスで一大ムーブメントを起こした思い入れある軍団。令和の時代に復活させ、昨年6月には潮崎豪のGHCヘビー級王座に挑戦して存在感を発揮させていた。

 NOAHに突如として現れた軟派な軍団に彰俊が黙っていられるわけがなかった。“ファンキーエキスプレス”としては結成すぐに消滅するわけにいかないし、“反選手会同盟”としても30年の歴史がある。互いの意地とプライドとコスチュームをを懸けて、この日の「敗者ユニット吸収マッチ」へと臨んだ。

 彰俊はファンキーなヨネと谷口に動じることなく、硬派なプロレスで迎え撃った。パートナーの井上雅央も普段のファニーさをかなぐり捨てて奮闘。互いに“反選手会同盟”を存続させるため懸命に闘った。

 しかし、結果は谷口のファンキー・プレス(ファンキーなポーズを決めてからのダイビング・ボディープレス)で雅央が沈んだ。試合後、ヨネはマイクで「約束だ。今日から、いや今からファンキーエキスプレスとして一緒にやりましょう」と勧誘。彰俊は「約束だ、ファンキーになってやるよ!」と潔く認めて、名残惜しそうに反選手会同盟の旗を振ってからリングを後にした。

 彰俊は「変化にはついていかないといけない。アイデンティティは変わらず、新しいファンキーのとこでやっていくよ。反選手会同盟を応援してくださったみなさま、本当に今日はすみませんでした。ここだけは深くお詫びします。でも、次に進むオレたちを見てもらいたい。よろしくお願いします」と語っていた。令和の時代に復活した“反選手会同盟”は、今後“ファンキーエキスプレス”の一員として己の生き様を示していく。
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