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2021-04-07

【ボクシング】拳四朗に挑む36歳・久田「僕の方がチャンピオンにふさわしいことを証明したい」

「今度はチャンスを逃がさない」と久田

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4月24日、大阪市のエディオンアリーナ大阪第一競技場でWBC世界ライトフライ級チャンピオン寺地拳四朗(BMB)に挑戦する同級1位・久田哲也(ハラダ)が7日、オンラインで会見。36歳6ヵ月の最年長世界王座奪取の日本記録へ自信を見せた。

 チャンピオン寺地の泥酔騒動発覚で、昨年12月から延期された世界戦。伝えられたときは落ち込んだという久田だが、実現を信じて気持ちを切らさず練習を続けた。今では「課題を克服する時間ができた」とポジティブに捉え、「僕の方が世界チャンピオンにふさわしいことを証明したい」と言い切る。

 2019年10月、WBAスーパー王者・京口紘人(ワタナベ)に判定で敗れて以来、2度目の世界挑戦。再起を期して久田が助言を求めたのは、リングサイドで京口戦のテレビ解説を務めた長谷川穂積さんだったという。3階級世界王者は、久田に「接近戦だけでは勝てない」と指摘。今度の拳四朗はジャブがうまいだけに「離れても向こうのリズムに乗せないよう戦っていく」と、ボクシングの幅を広げることに努めてきた。

 拳四朗戦へ向けたスパーリングは過去最高240ラウンドに達し、日本チャンピオンの矢吹正道(緑)やユーリ阿久井政悟(倉敷守安)らと実戦並みの緊張感を持ってレベルアップを図った。京口戦は、強烈な右で王者を効かせる場面も作りながら詰め切れなかったことも反省。今度こそチャンスは逃がさないと決意している。36歳、47戦目の挑戦に「すべてをぶつける」覚悟を示す久田。進退については「負けることはないので考えていない」と断言し、3人の娘の夢を背負ってリングに立つ。

写真提供/ハラダジム

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