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2021-04-15

【ボクシング】京口紘人にWBO王者ソトとの統一戦が急浮上

京口は次戦もアメリカでの試合を希望した

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3月13日(日本時間14日)、テキサス州ダラスで米国デビュー戦に勝利したWBAスーパー世界ライトフライ級チャンピオン京口紘人(ワタナベ)が本格的に再始動。15日、ジムワークを前にリモートで会見し、統一戦の展望などを語った。

 注目のアメリカ初戦は、挑戦者アクセル・アラゴン・ベガ(メキシコ)の拳負傷による5回TKO勝ちで3度目の防衛に成功。内容は不完全燃焼に終わったが、この試合で得たものは大きかったと京口は振り返る。ひとつは今までと違ったボクシングができたことで、「プレスをかけて前に出るだけでなく、ブロッキングからのリターンやジャブ、追うだけでなく誘ったりと、いろんなことを試せた」。違った環境に身を置いたことで視野も広がったと言い、気持ちは早くも「次」へと向かっている。

 WBO同級王者のエルウィン・ソト(メキシコ)が、同じマッチルーム・ボクシングと契約したことが明らかになり、にわかに京口との統一戦がクローズアップされてきた。もちろん京口も「年内にやりたい」と歓迎する。ソトは2019年にアンヘル・アコスタ(プエルトリコ)を最終回逆転KOで破り王座に就いてから2度防衛中。18勝(12KO)1敗の戦績を持つ24歳の猛ファイターだ。

 24日にはWBC王者の寺地拳四朗(BMB)が、かつての相手でもある久田哲也(ハラダ)と8度目の防衛戦を行うが、こちらについては「あまり興味がない」。国内での興行は困難が伴うため、京口は今後も試合に集中できるアメリカでの試合を望んでいる。

 帰国後は2週間の自主隔離を経て大阪で1週間ほど家族と過ごし、今月2日からジムワークを再開した京口。8日から12日までは後輩・重岡銀次朗のキャンプに帯同し、スイッチを入れてきた。今日からスパーリングにも入り、一気に現実味を帯びてきたビッグマッチに向けて走り出す。

写真提供/ワタナベジム

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