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2021-04-17

IWGPへのこだわりを胸に…オカダ・カズチカ復権の東京ドームへ

オカダの腰からIWGPベルトがなくなって1年以上経過。新たなベルトを腰に巻くため東京ドーム決戦へ臨む

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5月以降の新日本プロレスのビッグマッチ攻勢がすごいことになっている。3&4日の福岡国際センターにおける「レスリングどんたく」は例年通りだが、昨年はコロナの影響で開催されていないから2年ぶり。そのあと15日は横浜スタジアムに初進出。その2週後の29日には今年3度目となる東京ドーム大会も決定。さらにその1週後は今年3度目の大阪城ホール大会。コロナ禍でいまだ収容人数制限がある社会情勢ゆえの日程とはいえ、すさまじ過ぎる大会場ラッシュだ。

 なかでも会場のブランド力からいっても、やはり目を引くのが東京ドーム大会。ここではIWGP世界ヘビー級王者にオカダ・カズチカが挑戦するタイトルマッチがすでに決定済み。5・4福岡の〈王者〉ウィル・オスプレイvs〈挑戦者〉鷹木信悟の勝者に挑戦する形だが、実質的にはドームでオカダと対戦する権利を懸けてオスプレイと鷹木がまず福岡で闘うようにも見える。

 現在のオカダは自身最長となる1年3カ月、IWGP王座から離れた状態。といってもこれまでオカダが保持してきたのはIWGPヘビー級王座で、次に挑戦するのはIWGP世界ヘビー級王座。IWGPへのこだわりが強いオカダにすれば、新しい“IWGP世界ヘビー”のベルトには思うところもあるだろうが、挑戦が決まった以上ベルト奪取を目指すのは当然。まだ、この挑戦が決定する前の取材ではあるが、IWGPヘビーとインターコンチが統一されてIWGP世界ヘビー級王座が新設されたことについてオカダはこんなことを語っていた。

「いいって選手もいれば、いやだって選手もいる。それはファンも一緒ですよね。いいってひともいれば、『それはちょっと…』って思うひともいる。それこそ(統一を推奨した)飯伏さんは好きだけど、『その考えは…(賛同できない)』ってひともいたと思うし、飯伏ファンじゃなくてもその考えはいいって考えのひともいたでしょう。いろんなファンがいるけど、それをしっかりとブレさせなくするってことに関してはボクがいくしかないなって思ってます」

 この言葉からはIWGPに対するこだわりはもちろん、新日本のトップ…いや、プロレス業界を引っ張る立場としての責任感の強さが感じられる。“レインメーカー”として海外武者修行から帰国して9年。オカダは常にブレることなく、プロレス界のトップたる者…という姿勢を貫いてきた。IWGPのベルトが名称変更となり、歴史がリセットされる形になったいまこそ、オカダは自分が出ていく必要性を強く感じているのかもしれない。

「ボクはベルトを落としたことでベルトの大事さ、チャンピオンのキツさがあらためてわかった。いまIWGPヘビーがなくなって、みんなの思いがリセットされて、新しいものになった。てことはボクが新しいチャンピオンになればボクも平和だし、ファンも平和、新日本プロレスも平和になるでしょう」

 オカダにとって頂点のベルトを保持して、プロレス界をけん引することは目標ではなく責務。10年近くの時間、その立場でやってきたのだから、ベルトの形や名称がどうなろうともオカダの姿勢はこれからも変わらない。

「これからどうなるかはわからないですけど、IWGPの初代はアントニオ猪木ですよ。そこは絶対変わらない」

 先人へのリスペクトを胸に…オカダは東京ドーム大会をレインメーカー復権の日とするつもりだ。

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