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2021-04-22

【アメフト】「緊急事態宣言」で、関東学生連盟も中止決定

昨秋のリーグ戦【日大 vs 中大】から。緊急事態宣言のため、日大は2試合、中大は3試合が中止となる=2020年11月、撮影:小座野容斉

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関東学生アメリカンフットボール連盟(KCFA、廣田慶理事長)は、4月25日(日)から5月11日(火)までに都内で予定していたKCFA主催の春季オープン戦を中止とすると発表した。新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、東京都など4都府県に緊急事態宣言が発出されたことに伴うもの。

 KCFAは4月22日に臨時メディカル委員会と臨時役員会を開いて対応を協議し、今回の対応を決めた。東京都以外のチーム同士が、都外でオープン戦を行うのは認めるが、その場合も自治体や大学などの方針に従った上で、十分な感染対策を講じることが必要となるという。今回、中止が決まったのは以下の12試合。

■4月25日
東海大学-東京工大、明治大学-日本大学、中央大学-日本体育大
■5月2日
国士舘大-学習院大 、中央大学-桜美林大、法政大学-横浜国大 
■5月8日
国士舘大-東京工大、青山学院大-防衛大学、明治学院大-成城大学
■5月9日
明治大学-慶應義塾大、日本大学-名城大学、中央大学-東海大学

 4月29日に予定されている早稲田大学と慶應義塾大学の定期戦は、KCFAの主催ではなく、早慶戦実行委員会が開催の可否を判断することになる。

早稲田vs慶応、伝統の一戦は、早慶戦実行委員会が開催可否を判断する=2019年4月29日の定期戦で、撮影:小座野容斉
早稲田vs慶応、伝統の一戦は、早慶戦実行委員会が開催可否を判断する=2019年4月29日の定期戦で、撮影:小座野容斉

  練習などのチーム活動については、日本アメリカンフットボール協会が今年2月3日に出した『2021年度に向けてのアメリカンフットボール活動について』の通り、「緊急事態宣言の対象地域においては、自治体や所属組織(学校・会社等)の方針に従い、活動する場合にはコンタクトの制限も検討すること」とする。

 具体的には、都内の医療現場の状況を考慮し、医療機関が新型コロナ以外の負傷や病気に対応できないおそれがあることを念頭に練習メニューを組むよう、加盟全校に対して注意喚起したという。

 政府は4月23日、東京都、京都府、大阪府、兵庫県の4都府県に緊急事態宣言を出した。期間は4月25日から5月11日までだが、延長される可能性もある。

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